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トヨタ、「企業サイト」の概念を大きく変える「etoyota.net」オープン

 トヨタ自動車は、同社が運営する複数のWebサイトに点在する30万以上のコンテンツを使い、サイト訪問者のニーズに合わせて自動的に専用ページを構成する統合ホームページ「etoyota.net」を開発。2008年3月の本格稼動に向けて、一部サイトを対象にサービスを開始した。

 現在、トヨタは「toyota.jp」、「toyota.co.jp」、「lexus.jp」、「gazoo.com」など、事業やブランドごとに構成された合計16のサイトを運営している。そのサイトは、日本ブランド戦略研究所が実施している日本の有力企業のウェブサイト価値調査で、5年連続1位を獲得している優良サイトだ。しかし、トヨタは、約70%のサイト訪問者が外部の検索サイトから直接該当コンテンツに到達するようになっている現状を踏まえて、従来のウェブサイトの内容構成ではニーズに応えられないと判断した。

 「etoyota.net」は、検索サイトからの検索ワードや、利用者の閲覧履歴を学習することにより、各ウェブサイト内に点在するコンテンツから情報を選択して、最適なページを構成する。また、同社が開発した「情報推奨エンジン」によって、「かっこいい」「かわいい」といった抽象的な語句でクルマを検索したり、車両スペックなどによるクルマ専用の検索も可能となっている。

 また、会員登録の有無に関わらず、ユーザー専用ページ「マイページ」を利用して、情報構成やデザインを変更したり、検索ワードにあわせた情報を提供する。さらに、ブログパーツ「ブログDECO」を提供し、トヨタのニュースや人気者ランキングなどの情報を提供するほか、ネット広告などをクリックしてやってきた人のニーズにあわせて、コンテンツの内容を最適化するLPO機能も提供。本格稼動までには、検索ワードに連動して自動生成されるLPOページ機能も実装されるという。

 また「etoyota.net」では、ネット視聴率調査会社ネットレイティングスのサイト効果検証システムを採用し、顧客満足度の向上のために必要なサイトの目的達成度を定量的に検証・把握する。

【関連リンク】
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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

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MarkeZine(マーケジン)
2007/12/26 19:53 https://markezine.jp/article/detail/2419

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