楽天は、7月1日より、インターネットラジオ配信プラットフォーム「Rakuten.FM」の提供を開始した。これに合わせ、TOKYO FMグループ企業などとの協業によるフラッグシップのステーション「Crimson FM(クリムゾンエフエム)」の放送をデジタル放送「i-dio」(アイディオ)※内で開始し、同時に「Rakuten.FM」内での運用も開始した。
「Rakuten.FM」は、アプリまたはブラウザのwebサイトから、様々なジャンルの音楽やトーク番組を無料で聴けるインターネットラジオ配信プラットフォーム。
リスナーは、参画コンテンツ・プロバイダーが編成・配信する各音楽ジャンルの専門ステーションや、「楽天イーグルス」や「楽天トラベル」が運営する楽天独自のコンテンツ、またスポーツ、カルチャーなどの情報を発信するステーションなど、計20ステーションで音声コンテンツを楽しめる。
参画コンテンツ・プロバイダーは、「Rakuten.FM」を通じて、自らが制作した音声コンテンツを配信することが可能。プレイリストの管理や番組の時間指定配信などが可能なウェブ配信機能が無料で利用できるだけでなく、楽天が提供するラジオ番組の運用ノウハウも活用することができる。将来的には、広告配信などによる収益獲得の機会も提供する予定。
「Crimson FM」は、「HUMAN CENTRIC × DATA DRIVEN」をコンセプトに編成される、「Rakuten.FM」のフラッグシップステーション。具体的には、最新のテクノロジー情報やスタートアップ、人気の読者モデルを取りあげる「Rakutenクラブ」などの番組を放送する。また、国内外の音楽フェスティバルとコラボレーションしていく予定。
※i-dio:映像・音響・データなど、あらゆるデジタルデータを送ることが可能なデジタル放送サービス。地上アナログテレビ放送終了後に空いた周波数帯(VHF-Low帯=99MHz~108MHz)を利用して放送波で送信するため、通信とは異なり輻輳もなく、不特定多数への情報送信やリアルタイム放送、蓄積型放送も可能。
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