Resolaと、ガイアックス子会社のアディッシュは、企業のLINEやFacebookメッセンジャー、自社Web上で利用可能なチャットボットサービス「RebotFAQ」の提供を開始する。これはResolaが開発したチャットボットのシステム「Rebot」と、アディッシュによるチャットボットの応答の初期設定、運用開始後のレポートおよび改善メンテナンスをセットにしたもの。
チャットボットの活用で負荷の高い部分は、各対象サービスで大量に想定される問い合わせのケースと、その応答の初期設定業務および、利用開始後の応答に関するメンテナンスだ。どうサービスでは利用企業が保持する「よくある質問」を元に、アディッシュが企業のチャットコミュニケーションに適した設定をする。これにより、ノウハウや工数面でのチャットボット導入の障壁を取り払う。
現在、人工知能を搭載したチャットボットに注目が集まっている。一方で、これまでのチャットボットは、一問一答形式のものが多く、前後の文脈を判断して応答するのは難しいとされてきた。Resolaでは、ユーザーの過去の発言内容や行動履歴を判断して応答するような、より高度なチャットボットの開発を進め、チャットを利用した商品の購入や顧客一人一人に合わせた One to One マーケティングの実現を目指す。
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