アサツー ディ・ケイ(以下、ADK)は、9月5日、マーケティング・コンサルティング領域における新会社「株式会社アブソルートワン」を設立し、業務を開始した。代表取締役には本松慎二郎氏が就任。新会社では「データマネジメント」「クリエイティブマネジメント」「メディアマネジメント」を担う。特にクリエイティブマネジメントの領域においては、クリエイターズマッチと業務提携契約を締結し、より強力な支援体制を実現する。
ADKは2015年7月にA/Bテストのクラウドサービス「Absolute one」をリリースし、Webサイトやバナーのクリエイティブ改善を通じて、Web上での集客や売上拡大を支援してきた。一方で、A/BテストというWebクリエイティブ改善にとどまらず、ユーザー獲得や売上拡大といった本質的なマーケティング課題解決のための総合的なソリューションのニーズが高まっていることから、総合広告会社として有するノウハウを活用し、全体的な戦略立案を含めワンストップでマーケティングサービスを提供していく目的で、この度の新会社の設立に至った。
新会社では、これまでADKが蓄積してきたユーザー獲得・売上拡大の専門知識に加え、ADKの100%子会社である「アクシバル(Axival)」の3Dデータベース(※1)やMind DMP(※2)を活用した、ユーザープロファイル技術とも連携し、可視化されたユーザーパネルやクライアントデータベースの分析から、具体的なクリエイティブマネジメント、メディアマネジメントプランを立案し、結果のレポーティングまで、ワンストップで対応・支援していく。
(※1)3Dデータベース:同一人物のテレビ視聴、Web接触、購買、生活意識の各データを統合したデータベース。個々のデータからは読み解くことが困難であったユーザーの特徴や個性、メディア接触や生活行動をより分かりやすく、具体的に把握できる。
(※2)Mind DMP:属性情報と行動履歴を取り扱う従来のデータマネジメントプラットフォーム(DMP)に、「意識」・「価値観」のデータを蓄積したDMP。現在主流のWeb広告で見られる属性や行動ベースでのターゲティングのみならず、意識・価値観でもターゲティングすることが可能になる。
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