動画マーケティングに果敢に取り組む、先進各社の生の声
小野:モデレーターを務めます、Viibarの小野と申します。本日は「先進各社から学ぶ動画マーケティングとの向き合い方」と題し、動画施策を推進する上での実情と今後について、3社のパネラーの方たちと共に議論したいと思います。まずは簡単な自己紹介をお願いします。
鬼山:ANAセールスの鬼山と申します。2002年に入社後、旅行会社様向けの営業、国内や海外ツアーのセールス、旅客業務など一通り経験した後、昨年の4月にWEB販売部に異動になりました。現在はブランディング、デジタルマーケティングに携わっており、こちらが昨年の12月に制作した「旅作」という国内ツアー商品のPR動画になります。
結果、91万再生、1.3万PVを記録できました。一般の方にご主演いただき、どこに行くのかお伝えしない状況で撮影したのですが、かえって演技では表現しにくい色々な表情やリアクションを捉えることができ、制作サイドとしてはよかったと考えております。
岡田:freeeの岡田と申します。弊社はクラウド会計ソフトを提供する設立間もないスタートアップですが、私は2年ほど前に入社して以来マーケティング全般を担当しております。去年マイナンバー制度が始まり、我々も行政への問い合わせなど情報収集を行っていたのですが、わかりやすい情報があまりないんですね。それなら自分たちで作ろうと、試しにオウンドメディアで解説記事を出してみるとすごく反応がよくて。それならと、動画も制作したのがきっかけです。
全体を通して、会社や商品の紹介はほとんどしておりません。尺もかなり短くしました。テンポよく、必要最低限の情報のみ伝えることを意識しましたね。
北見:ワコールの北見です。弊社は女性下着が中心ですが、実は男性用も販売しており、本日は今年のバレンタインに企画した「パンツフラワー」というアイテムの話になります。これは、下着を折りたたんで花のように見立てた商品で、それ自体ちょっと変わったものですが、どうやって認知拡大を図っていくかという中で作ったのがこちらの動画になります。
バレンタインスペシャルアニメ「一枚の花」https://t.co/Ww7yiCup81
— BROS_WACOAL (@bros_wacoal) 2016年1月20日
パンツフラワーというアイテム自体がネタみたいなものなので、よくある感動ストーリーの最後に商品を紹介するシンプルなものにしました。公開後すぐにTwitterで「感動したのにパンツかよ」、「泣いたのにパンツだったので悔しい」などの反応を頂きました。実際に、パンツフラワーは予定数をご購入いただけ、動画の効果を実感したプロモーションとなりました。