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プレスリリースの効果的な活用法

メディアに載るネタ、載らないネタ ちょっとした工夫で作れる、スルーされない効果的なプレスリリース

広報担当なら一度はやってみたい「調査リリース」の効果とは

 前掲のグラフのとおり、記事になりやすい傾向にある「調査結果」に関するプレスリリース。

 調査リリースとは、主に一般の人々へのアンケート結果を基にして、世の中の動き、マーケットの動き等をレポートとして発表するプレスリリースです。調査リリースは、記事になりやすい反面、制作が大変です。「一度はやってみたい」と思う広報担当者も多くいますが、なかなか手を出すことができないのが現状のようです。

 調査リリースは、広報部でも作ることができる“プロダクト”です。自社の新商品・新サービスがない時でも、広報部が主導になって発信できる情報ですので広報担当者の腕の見せどころといえるでしょう。

 では、実際に調査リリースを配信していくとどのような効果が得られるのでしょうか。メリット、デメリットについて、@Pressを利用して多くの調査リリースを配信している株式会社リッチメディアの事例を通して紹介します。

リッチメディアが実践する“メディアがメディアに載る方法”

 リッチメディアでは、自社で運営する美容健康の悩みのない世界の創造を目指すメディア「スキンケア大学」、「ヘルスケア大学」のユーザーに対してのアンケート調査やメディアに蓄積されたデータの分析を行い、その結果のレポートをプレスリリースとして配信しています。

 従来“メディアがメディアに掲載される”ということは、競合サービス同士という立場上、非常に困難でした。メディア事業を展開するリッチメディアにとってもそれは同じ。また、新商品・新サービスも頻繁に生まれるわけではない、そんな状況で生み出されたアイデアが調査リリースでした。

目的:他メディアを通じた自社メディアの認知度UP

 リッチメディアが調査リリース配信の目的にしているのは、自社メディアの認知を広めていくことです。自社メディアに訪問してくれる固定の読者以外の新規読者を広めていくために、他社メディアへの記事掲載を狙っています。

 それにより、より多くの読者にアプローチすることで、より多くの人の美容健康に関する悩みの解消・解決を行うことを目指しています。

 また、Webニュースメディア以外にも雑誌やテレビ等、リッチメディアがこれまでアプローチできていなかったメディアに露出することも併せて狙っています。

効果:内容によっては20記事以上も掲載

 他社メディアを通じてこれまで接点がなかった人々に「スキンケア大学」、「ヘルスケア大学」の存在を知ってもらうことで、認知度は日々向上しているといいます。

 特に、「梅雨・夏のニオイに関するアンケート」、「ネイルに関するアンケート」では、それぞれ20以上のWebニュースメディアで記事掲載を獲得。自社メディアのトラフィックにも好影響を与えています。

 実はリッチメディアの調査リリースには、より記事掲載を獲得するための工夫があります。それは、“医師からのコメント”です。なぜ、“医師からのコメント”が記事掲載を獲得するために有効なのか解説します。

次のページ
“書いてあることしか記事にならない”調査リリース成功のポイント

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この記事の著者

伊藤 哲弥(イトウ テツヤ)

ソーシャルワイヤー株式会社 @Press事業部 副事業部長
1988年生まれ。大学卒業後に編集プロダクションでの勤務を経て、現職。プレスリリース配信サービス「@Press(アットプレス)」において、マネジメント業務やマーケティング施策の実施、セミナー登壇や営業まで幅広く行う。

■@Pressについて
日本で一番記事や取材につながるプレスリリース配信サービス。すべてのプレスリリースに、専用の担当者をアサインするシステムを2001年のサービス開始より続けて...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2016/11/14 14:00 https://markezine.jp/article/detail/25533

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