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MERY、Instagramから流行をキャッチアップ!PLAZAが棚作りで実売を1.5倍にできた理由


MERYとの取り組みで実売を1.5倍に

MZ:商品・キャンペーンの認知にキュレーションメディアとInstagramが相当効果的なことがわかりました。また、MERYを運営するペロリと一緒にキャンペーンを実施したと聞いているのですが、どういった取り組みだったのでしょうか。

久木田:MERYの読者に、PLAZAで販売している商品の中から気に入ったものを投票してもらい、投票数の多かった商品のランキングを発表しました。そして、そのランキングを反映した棚を全店舗で展開しました。

MZ:棚を作るために記事を掲載したのですね。効果はいかがでしたか。

久木田:ランキングに入った商品のほとんどの売上が上がり、キャンペーンの前週と比較すると約1.5倍に伸びていました。

 これまで、女性は単価や機能に対してシビアな目線で見ていて、友だちにギフトとして贈る場合のボリュームゾーンも1,000円程度でした。しかし、今回の取り組みではランキングの上位に2,000円を超える商品も上がってきていて、見た目が可愛いという点も非常に評価されるようになったという気づきを得ることができました。この結果は、新たな商品のバイイングや企画にも活かされています。

目標は店舗を「トレンドを発信するメディア」にすること

MZ:最後に今後、キュレーションメディアやソーシャルメディアとどう向き合っていくかを教えてください。

久木田:MERYを筆頭にキュレーションメディアは見逃せないのと、個人のInstagramアカウントも引き続きチェックしていきたいですね。この個人というのは、芸能人の方だけでなく、一般の方も含めてです。また、これらのメディアで発信されている情報についていくだけでは店舗に誘客できないので、私たちからもSTORE BLOGやInstagramを中心とした自社メディアでの情報発信や棚作り、キャンペーンを仕掛けていきたいです。

MZ:PLAZAは以前より”店頭がメディア”と言っていますよね。店舗がトレンドを発信していく。

久木田:そうですね。かねてより、編集者の方やライター、スタイリストの方々にリサーチ目的で来店いただいていますが、今後はキュレーターやInstagramのユーザーの皆様が、店舗に来て情報収集・発信するようになってもらえると嬉しいですね。世の女性が共感する商品を弊社とメディアが互いに提案できたらいいなと思います。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2016/12/13 17:00 https://markezine.jp/article/detail/25544

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