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デジタルインテリジェンス、テレビCMとデジタル広告の統合管理および広告配信に関する特許を取得

 デジタルインテリジェンス(以下、DI.)は、テレビCMとデジタル広告の統合管理に関する広告配信システムおよび方法、並びにプログラムに関する特許を取得した。これにより、テレビ視聴データを元に特定テレビCMの到達実態を測定または測定しながら、ターゲットリーチをデジタル広告配信によって補完するシステムに関しては、DI.が独占的な実施権を有することになる。

 DI.が取得した特許は、従来、テレビCMとデジタル広告とが個々にプランニング、出稿および計測されてきたものを統合的に運用管理し、広告主が設定する到達目標を適切に達成させることを支援する目的で開発された。

統合広告管理によるリーチ補完の概念図
統合広告管理によるリーチ補完の概念図

 既に一部は「CMARC®(シーマーク)」として、一部契約広告主に提供が開始されている。この、CMARC(TVCMアクチャル到達補完型広告配信システム)は、テレビCM視聴データをほぼリアルタイムに取り込み、アクチャルのターゲット到達状況を、リーチ(到達人数)とターゲットが見たテレビCMの表示回数(ターゲットインプレッション数)に分解して把握、ターゲットリーチをデジタル広告で補完すべきかを判断し、ターゲットに広告配信するシステム(補完レベルを測定レポートすることを含む)だ。

 今回の特許取得に伴い、今後、CMARCの提携先媒体の拡大と、既に予定している販売業務提携先以外の新たな提携先も募っていく予定。また、CMARCのサービス拡張も随時行っていく予定で、2017年1月よりDI.の契約広告主から先行して提供先を拡大、2017年4月を目処に販売業務提携先と共同したサービス提供開始を計画している。

 なお、同サービスの提供は、DI.と販売業務提携先がそれぞれに行う予定だが、CMARCによるデジタル広告運用は、トレーディングデスク機能を有するプログラマティカ社が一括して行う。

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2016/11/29 08:00 https://markezine.jp/article/detail/25686

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