家庭以外での視聴行動の把握が困難
これらのユーザーセントリックによる測定データからは、職場や学校からの視聴行動を把握できない(または正確に把握できない)のが難点だ。オランダのインターネット業界団体であるSTIRは、イントゥーマートGfKやネッドスタットとともに、自宅内外の利用者属性を測定する仕組みを開発している。
また、エイクオンティブのアトラスDMTは、自社の広告配信サーバーのログとコムスコアのオーディエンス測定データを融合させてインターネット広告のリーチとフリークエンシーを分析するシステムを開発している。サーバーセントリックとユーザーセントリックの両者の測定データを融合させるアプローチは、それぞれの欠点を補完するものとしてARFからも推奨されている。
国内では、ビデオリサーチインタラクティブやネットレイティングスがサービスを提供している。

