マーシュは、20歳から69歳までの男女を対象とした「スマートフォンアプリに関するアンケート調査」を実施し、その結果を公表した。
月々のスマートフォンアプリのダウンロード数は「1~3」と回答した生活者が最も多く、全体の18.5%を占めた。「アプリはダウンロードしない」人も26.7%存在し、特に60代では32.5%にも上った。毎月10以上のアプリをダウンロードする生活者は、女性が4.6%であるのに対し男性は8.2%となり男性のほうが多いことがわかった。
ダウンロードしてよく利用しているアプリの数は「1~3」が最も多く37.8%、「4~6」が次に多く30.3%だった。年代別で見ると、20代は「4~6」が32.4%と最も多く、「1~3」が27.6%、「7~9」が13.5%と続いている。
自分でダウンロードしてインストールしたアプリがスマートフォンに入っている数は、「4~6」が最多で18.5%、「10~14」が17.9%、「1~3」が13.3%だった。性別で見ると、男性は「10~14」が19.2%で最も多く、女性は「4~6」が21.2%で最も多い結果となった。
自分でダウンロードしてインストールしたアプリを使用する一日当たりの時間は、「1分~10分未満」が26.5%となり最多、次いで「10分~30分未満」が26.0%、「30分~1時間未満」が20.3%となった。20代だけで見ると「2時間~3時間未満」「3時間~4時間未満」「5時間~10時間未満」「10時間以上」が合計で23.4%となり、全年代より10ポイント以上高い結果が出た。20代が他の年代に比べてアプリの利用時間が長いことがわかった。
スマートフォンアプリをダウンロードした後すぐに「今後あまり使用しないかもしれない」と判断した場合「しばらく様子を見てから削除する」生活者が 59.6%、「すぐに削除する」生活者が32.9%、「そのまま削除せずに残しておく」生活者が7.4%だった。「すぐに削除する」生活者の割合は、30代が41.5%と最も多く、20代の38.9%、50代の32.0%が続いた。
【調査概要】
調査名:スマートフォンアプリに関するアンケート調査
調査対象者: スマートフォンを持つ、全国20歳以上の男女
有効回答数: 1,000
割付: 性年代均等割付
調査期間: 2017年2月9日(木)~2月13日(月)
調査方法: インターネット調査
調査機関: 株式会社マーシュ
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