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バイラルを生み出す、ユーザーサプライズファーストの仕事術~ミクシィXFLAG スタジオの現場に迫る

友達から“面白いよ”といわれる仕掛けをつくる

 XFLAG スタジオが企画を考える上で大切にしていることが、他薦感だと根本氏は語る。

 「バナー1つにしても自薦にならないようにしています。ユーザー目線で考えたら、企業から上から目線で“売上ナンバーワン! 是非やってみて!”とドヤ顔でいわれても、やる気になりませんよね? 友達から“面白いよ。やってみて”といわれるような仕掛けをメッセージやコミュニケーション設計にも反映できるように心がけています」(根本氏)

 清涼飲料水のCMかと思ったら途中から様子がおかしくなって、実はモンストのCMだったと判明するというように、ユーザーがつっこみたくなる、SNSで拡散したくなるような仕掛けを意識しているという。

右脳も左脳も納得する企画を徹底する

 もう一つ、企画を考える上で大切にしているのが、“右脳と左脳の両方で、ストーリー戦略を考える”ことだ。

 「右脳的に直感から出てくる企画は面白いものが多いですよね。そのような企画は突拍子がないように見えても潜在意識ではロジックがきちんとあって、今のタイミングでするべき理由もあるんじゃないかと考えています。ですから、なぜこれが面白いのか、一生懸命考えて分解していき、ロジックを解明する。そして、課題解決に沿った仮説が立てられれば、一見変わったものでも実行する。こういった流れです。ただただ、面白いことをやろうぜ! というわけでもないんです(笑)。

 そのため仕事はPDCAサイクルよりもOODAループ(「Observe:観察」「Orient:方向付け」「Decide:意思決定」「Act:実行」)に近いかもしれないですね。走りながら考えて効果測定を素早く行い、次を考えています」(根本氏)

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マーケティングのスキルより、コミュニケーションへの興味が大切

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この記事の著者

東城 ノエル(トウジョウ ノエル)

フリーランスエディター・ライター
出版社での雑誌編集を経て、大手化粧品メーカーで編集ライター&ECサイト立ち上げなどを経験して独立。現在は、Webや雑誌を中心に執筆中。美容、旅行、アート、女性の働き方、子育て関連も守備範囲。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2017/05/23 10:38 https://markezine.jp/article/detail/26283

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