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「既視感のない、新しい企画で世の中にバイラルを」 XFLAG スタジオが求めるマーケターのマインド

必要なのは柔軟性×アイデアを考え抜くマインド

――マーケティング部のメンバー構成を教えてください。

根本:マーケティング部は、プロモーション担当のほか、他社とのコラボやIPホルダーとの折衝を行うアライアンス担当、リサーチ、PR、アドテク、クリエイティブなどのメンバーで構成されています。

――チームの編成はどのように組んでいるのでしょうか。

根本:岡野のグループの下にリサーチ・PRのチームを置いています。どちらかといえば、岡野のグループではデータ分析をもとに課題を見つけ言語化することを担当しています。他のグループではキャンペーンを実際に実施する部分を担っています。大きなプロジェクトになればグループ総動員で取り組みます。

――特に変化が激しいこの業界で、マーケターに求められるスキル、資質とはなんだと思いますか。

岡野:前回の記事でもお話ししましたが、アプリの市場は変化が激しいので、スキルや資質というよりは柔軟性が求められます。これまでの手法を回すだけではうまくいきません。さらに、チャレンジが求められることを考えると、柔軟性に加えて、粘り強くアイデアを考え抜くマインドのある人は向いていると思います。

 私は常々、ひとりだけの力ではたいしたことはできない、ひとりでできることには限界があると考えています。チーム全員で取り組むからこそ新しいことができるし、大きな変化を起こせるのではないでしょうか。いろいろな人の力を借りて、チームとして戦うためには、雑談を含めた密接なコミュニケーションがカギとなることも多いのです。

バカなことを真面目に考えることが大事

――根本さんはいかがでしょうか。

根本:コミュニケーションは、マーケターとしてだけでなく人にとって重要なことです。スタジオメンバーがダイナミズムを感じながら、足の速い業界で強く戦っていけるのはコミュニケーションを大切にしているからではないでしょうか。

 特にプロモーションはお客様との接点を作っていく仕事ですから、コミュニケーションが好きな人でないと難しい。私たちは普段、他愛のない雑談から仕事に関する熱い議論まで、いろいろなコミュニケーションを取り合っています。そうすることで、ナレッジの共有ができますし、不意にアイデアが生まれることもあります。

――コミュニケーションを積極的にとっていく以外に必要な心構えはありますか。

根本:マーケターは受け身の姿勢ではうまくいかないと思います。自ら考え、実行するのが私たちの強み。どれだけ業務に主体性を持てるかということですね。もちろん、頭で考えることも大事なのですが、時には脊髄反射でやってみることも大切です。

 個人的には、マーケティングの実務や企画ってサーフィンみたいなものだと思うんです。初めから大きい波を待っているだけでは上達しません。大小問わず、とりあえず波に乗ってみることが成長につながることもあるので、来たものにはまずチャレンジしてみるという素直さは必要だと思います。

――最後に、新しい企画を考える上で、どういった思考が求められるか教えてください。

根本:バカなことを真面目に考えることが大事だと思います。ほとんどの人からしたらくだらないこと、ちょっとしたことについて真剣に考えられる人であってほしいです。

 私たちは、他社がやらないような施策を企画・実行して、バイラルを起こしたいと日々考えています。プランニングしていく中で、0から1を生み出す企画を出すのは難しい。ただ、我々は常にそういった企画を実現できるよう、「新しいこととは何か」「それはどこかでみたことがなかったか」など、既視感の有無を確認するようにしています。

 さらに、既視感があると思われるようなコンテンツでも、切り口を変えて他社ではやったことのないプロモーションを目指しますし、「話題になるかどうか」をゴールにして企画することも多くあります。そういったことができる人こそ既視感のない新しい企画を作ることができるのだと思います。

●XFLAG スタジオでは、様々な職種でキャリア採用を行っています。詳細はこちら(リクルートサイトに移動します)。
今回の記事で語りきれなかった、XFLAG スタジオのミッションやコミュニケーション設計のポイントなどが、前回の記事に掲載されています。XFLAG スタジオのことをより深く知ることのできるコンテンツとなっておりますので、ぜひあわせて読むことをおすすめします。詳細はこちら

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この記事の著者

元永 知宏(モトナガ トモヒロ)

1968年、愛媛県生まれ。立教大学野球部4年時に、23年ぶりの東京六大学リーグ優勝を経験。ぴあ、KADOKAWAなど出版社勤務を経て、フリーランスに。『本田宗一郎 夢語録』、『羽生結弦語録』(ぴあ)などを編集。2016年10月に『期待はずれのドラフト1位』(岩波ジュニア新書)を上梓した。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2017/05/23 10:00 https://markezine.jp/article/detail/26425

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