電通と同社の子会社である電通デジタルは、サブスクリプション型プラットフォーム提供を行う米Zuora Inc.の日本法人であるZuora Japanと業務提携を行った。同提携で両社はサブスクリプション型ビジネスを通じて、企業の事業やマーケティング変革を支援するサービスを開始する。
サブスクリプション型ビジネスとは、商品・サービス契約に対して都度単位に支払いを受けるのではなく、一定の利用期間に対して継続的に対価を支払ってもらう課金ビジネスのことを指す。同課金モデルは、これまでも月額の定額制契約を中心に、デジタルコンテンツなどの業種で利用されてきた。
今後3社は、それぞれが培ってきたマーケティング・コミュニケーションやデジタルソリューション分野における実績と知見をもとに、サブスクリプション型ビジネスにおける統合ソリューションを提供していく。
具体的には、サブスクリプション型ビジネスを検討したい企業や、同ビジネスを進化させたい企業向けに、顧客視点でのサービス開発のコンサルティングから価格設定、業務プロセス設計支援、契約管理システムの開発・導入などを行っていく。
また導入後には、顧客一人ひとりの製品・サービスに対するニーズや利用状況に合わせたプランの提供、特定の潜在顧客に向けたトライアル製品やサービスの案内など、きめ細かなコミュニケーション支援も実施する。
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