SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第100号(2024年4月号)
特集「24社に聞く、経営構想におけるマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

【特集:LINE活用】パートナー企業が語るビジネスへの影響と進化(AD)

心地良いOne to Oneコミュニケーションを目指す~SFDC×LINE ビジネスコネクトの未来

 今年でサービス公開から6年を迎えるコミュニケーションアプリ「LINE」。企業と消費者をつなぐコミュニケーションプラットフォームとしての存在感も増してきている。企業向けAPIのLINE ビジネスコネクトは、LINEのAPIと企業のシステムをつなぎ、顧客ごとにセグメントされた情報を届けることのできるサービスだ。同APIの活用を支援してきたセールスフォース・ドットコムの笹俊文氏に、マーケティングチャネルとしてのLINEの魅力を聞いた。

企業がデジタルマーケティングを強化する背景

 セールスフォース・ドットコムは、Salesforce Marketing Cloud(以下、Marketing Cloud)というデジタルマーケティングプラットフォームを提供している。Marketing Cloudは、オンライン上の顧客データを分析。カスタマージャーニーにそって、適切なコンテンツを最適な方法でユーザーへ届けることができるクラウド型のシステムだ。

株式会社セールスフォース・ドットコム 常務執行役員 ジェネラルマネージャ デジタルマーケティング・ビジネスユニット 笹 俊文氏
株式会社セールスフォース・ドットコム 常務執行役員 ジェネラルマネージャ
デジタルマーケティング・ビジネスユニット 笹 俊文氏

 「企業がデジタルマーケティングを強化しようとする背景に、お客様とのコミュニケーションが変化していることが挙げられます。これまでの単発的なマスマーケティングのみでは、お客様は動きません。目の前の消費ではなく、自社の製品を楽しく使っていただきブランドのファンになってもらうための、1対1の継続的な関係作りが求められています」(笹氏)

 Marketing Cloudは、企業と顧客のOne to Oneのコミュニケーションを得意とする。米国セールスフォース・ドットコムの会長であるマーク・ベニオフ氏は、早くからLINEに注目していたという。LINEは、日本においてOne to Oneコミュニケーションを実現する重要なチャネルになると予測していたという。その予測通り、消費者のメディア行動はモバイルへシフトし、LINEはモバイルのホーム画面に位置する代表的なアプリとなった。

 「Facebookをはじめとするソーシャルメディアは、タイムラインがベース。そのため、せっかく企業のアカウントをフォローしても、情報は流れてしまうことがほとんどです。LINEは、企業と友だちになるという新しい視点から生まれたメディアだと思います。

 リアルタイム性があり、プッシュ通知もできるので視認性も高い。もちろん、後から読むこともユーザーが判断できる。グローバルで展開しているマルチチャネルのマーケティングプラットフォームは数多くありますが、その中でも弊社はいち早くLINE対応をしています」(笹氏)

 非常に多くの企業がMarketing Cloudを通してLINE ビジネスコネクトを導入し、セールスフォースは、2017年度のLINE ビジネスコネクト パートナーアワードプログラムの最上位であるプラチナパートナーに認定されている。

カスタマージャーニーにおけるLINEの位置づけ

 APIと企業のシステムをつなぐことにより、ユーザーごとに最適な情報を発信することができるLINE ビジネスコネクト。Marketing Cloudを活用すれば、ユーザーの行動履歴・購買履歴・サイト閲覧履歴などの大量のデータから、より深いOne to Oneコミュニケーションが実現する。

 「Marketing Cloudをご活用いただいている企業は、メール・オンライン広告・Webなど数あるチャネルのひとつとして、LINEを使っています。ユーザーごとのカスタマージャーニーに合わせて、最適なチャネルを使い分けることができるのです」(笹氏)

 カメラを購入した後のカスタマージャーニーを例にすると、購入後の経過時間に合わせた楽しみ方や撮影ノウハウなどの案内は、情報量が多いためメールを使う。一方で、リアルタイム性を重視したメッセージはLINEを利用。イベントが多いシーズンは地域や天気で顧客をセグメントし「曇りのときの撮影方法」や「体育祭で上手に写真を撮るには」といった情報を配信するイメージだ。ユーザーとの距離が近いチャネルであるLINEの特性が生かされている。

次のページ
タイムリーなメッセージは消費者の行動をうながす

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
【特集:LINE活用】パートナー企業が語るビジネスへの影響と進化連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

マチコマキ(マチコマキ)

広告営業&WEBディレクター出身のビジネスライター。専門は、BtoBプロダクトの導入事例や、広告、デジタルマーケティング。オウンドメディア編集長業務、コンテンツマーケティング支援やUXライティングなど、文章にまつわる仕事に幅広く関わる。ポートフォリオはこちらをご参考ください。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2017/08/01 11:52 https://markezine.jp/article/detail/26771

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング