博報堂コンサルティング・アジア・パシフィックは、カブクと共同で、ASEAN地域におけるプロダクト開発を短期間で可能にする商品開発プログラム「Agile Future Emerging Program (アジャイル・フューチャー・イマージングプログラム)」をリリースした。
ASEAN地域は人口増加・経済成長にともなう市場成長が見込まれる一方で、国・都市ごとの民族や宗教、言語が多様であり、変化のスピードが速い特徴がある。よって生活者インサイトを捉える際は、ASEAN地域での「共通性」と、個別の国・都市における「個別性」への対応が重要となる。
ASEAN地域における商品開発や新規事業開発のプロジェクトを行ってきた同社は、ビジネスデザインおよびASEAN生活者インサイトの発見、カブクは製品開発のプロトタイピング以降のプロセスに強みを持つ。今回リリースを通じて両社は相互補完しながらプロジェクトを運営することで、調査から製品化までのプロセスを効率的に運営することができる。
また、カブクと提携関係にある日本通運とのグローバル流通ネットワークとデジタル製造サービスを連携し、製造と輸送を一体化することで、リードタイム・コストの低減と圧縮を実現した。同プログラムでは現地生活者からのフィードバックを受けながら、3ヵ月から6ヵ月を目安に、現地の多様性を加味した商品・サービス開発が可能である。
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