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ライオン丸の間違いだらけのSEO

【SEO】MSの野望、Yahoo!の運命 、混乱するSEO… 我々の身に何が起こるんだ!?


Live Search(MicrosoftN)のアルゴリズム

 Live Searchの検索アルゴリズムは最新の統計学的手法を採用している。例えばスパムメール対策やGoogleに採用されていることで有名な「ベイズ理論」であるが、Microsoftはこのベイズ理論の最高峰の人材を多く抱えている。ベイズ理論の本質は、要するに、データベースの人間的な構築と抽出ということ。しかも学習して成長するのである。

 公表されているLive Searchのアルゴリズムの柱は「VIPS」と「RankNet」であるが、どちらも視覚や脳神経などの人間の認識活動をシミュレートしようとしているところが特徴であり、また脅威である。

 「VIPS」は、「a Vision-based Page Segmentation Algorithm」の略で、Webページをブラウザで閲覧している人間の視覚をシミュレートするアルゴリズム。要点は、リンクというかハイパーテキストがWebページの大きな要因ではあるものの、それがどこに書かれているかをプログラムとして見抜き、コンテンツパーツに位置するものだけを抽出する技術である。

 「RankNet」アルゴリズムは、コンテンツの中身、キーワードというよりもトピック、つまりキーワードに関する話題やテーマなど、を重視する。それぞれ違う複数のキーワードで検索しても、ある同一サイトをクリックする傾向をつかみ、それらのキーワードを関連付ける。例えば、「X」を記述しているページは、「X」のトピックとしては「Y」や「Z」も書かれているべきである、つまりキーワードとして「X」「Y」「Z」などが記述されているページが、トピック「X」に関連性が高いページと判断される。

 ユーザー数が少ないLive Searchであるが、今のうちに使って様子を見ておいた方がいいかもしれない。なぜなら、YSTはこれがベースになるかもしれないのだから。

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アルゴリズム(アルゴリズム)

本名:石崎和男 株式会社アルゴリズム 代表取締役。福岡商工会議所、府中商工会議所(広島県)、法人会員。独自の研究と実験や検証を元にした検索エンジン対策を確立し、テンプレート販売やランクアップ・サポートなどのSEO事業、およびウェブマーケティングを展開している。運営しているSEO塾の塾生は延べ数千人、セミナー受講者も800名...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2008/02/20 14:18 https://markezine.jp/article/detail/2730

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