SEOの基本
以前にも記述しているが、SEOの基本は次のとおりである。
(a)SEO対象ページにキーワードを書く
(b)SEO対象ページ以外からSEO対象ページがリンクを受ける
この2点しかない。また(b)リンクは、
(b-1)サイト内部からのリンク
(b-2)サイト外部からのリンク
がある。
つまりSEOとは、(a)キーワード記述、(b-1)内部リンクと、(b-2)外部リンクの3つが基本なのである。そのほか、スパムに罰を与えるためのフィルタなどもあるが、順位下落やインデックス削除といったペナルティの発動も、上記3点のアルゴリズムの裏返しなのである。
SEO業者: Web制作業者のケース
ホームページ作成などを請け負うWeb制作業者の場合は、SEO3点のうち(a)キーワード記述、および(b-1)内部リンクのオペレーションが主となるだろう。そして(b-2)外部リンクの手当ては苦手のはずである。これが痛い。SEOは、激戦区の場合、外部リンクの勝負になりやすくその面でWeb制作業者は決定的な武器が足りないのである。
次に、普通の考え方であるが、正業と副業ではノウハウの蓄積も違うだろうし、現在のSEOは片手間で済ませることができないほどに高度化、複雑化している。この面でもWeb制作業者のSEOにはあまり期待できないと言えるだろう。
SEO業者: 専門会社のSEO手法
となれば、Web作成はできるだけ自社で済ませ、SEOについては、専門業者の世話になる方がいいということになる。
しかし、SEO専門会社が得意とするのは、(b-2)外部リンクであるが、これはこれで問題が多い。専門業者は、数千もしくは数万のリンク用サテライトサイトを所有しているだろうから、そのリンクによって上位表示される期待は高い。しかし、金の切れ目がリンクの切れ目、もし契約を解除した場合は数十万ものリンクが消滅するのであるから、みるみる順位が下落するのである。よって、そういった外部リンク量産を手法とするSEO業者の世話になった場合は、サイトを閉鎖するまで永遠にSEO料金を支払い続けなければならないのである。
もうひとつ、この異常なリンク手法は検索エンジン側も好ましく思ってはいないので、アルゴリズムの変更やフィルタなどの導入によって、順位下落が起こる可能性もある。つまり、非常にリスクの高い上位表示委託となるのである。
SEO業者に依頼する場合は、どういったSEO手法をメインにしているのか、よく確認するべきである。くれぐれも順位アップ後の成果報酬とか、月々○○円とか、価格では決めないように。もしスパムリンクによってペナルティがかかれば、数万円の費用だったから数十万円のSEOよりも症状が軽いわけではない。どんなSEOなのかが問題なのである。