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飲酒広告が禁止な国の酔わせるUGC活用 日常の音を映した投稿動画をアーティストがオーケストレーション

「しばり」があるとアイデアが飛躍するとはよく言いますが、酒の広告が禁止されているポーランドのウォッカメーカーのキャンペーンはその絶好の例といえるでしょう。海外の広告・宣伝・プロモーション事例情報を提供している「AdGang」からの厳選記事を紹介するこの連載は、毎週水曜日に更新です。

キャンペーン概要

 時期:2017年
 国名:ポーランド
 企業/ブランド:WYBOROWA
 業種:飲料

ユーザーと紡ぎあげる音楽とブランドストーリー

 ポーランドのウォッカブランド・WYBOROWAによる、大きな成果を挙げたクリエイティブなプロモーションをご紹介。なお、同国ではお酒の広告を出稿することが禁じられています。

 同国の作曲家・Radzimir Debski氏の生誕30年と、WYBOROWAブランドの90周年を祝う「Project 30/90」として企画されたもの。

 「水にポチャッと物が落ちる音」や「ライターがドミノ倒しで倒れていく音」「風船のゴムっぽい音」など私たちの身の回りにある生活音や、さらには「楽器を鳴らす音」「歌う声」などを、ユーザーに携帯電話で撮影してもらい、多岐にわたる“音を鳴らす映像”を集めます。今回の企画は、これらの映像を使って特別なミュージックビデオを作るという試みです。

 特設サイトでは特別MVの楽曲の柱となるRadzimir Debskiの演奏や、ユーザーの投稿まで、どんどん音と“それを流す映像”が蓄積されていきます。

 そして、集まった1,152ものユーザーからのビデオ音を組み合わせ、Radzimir Debskiの指揮によるオーケストラ演奏を加え楽曲は完成。

 ユーザーから集まったビデオの総時間は6.5時間以上にのぼり、特設サイトのトータル閲覧数は1.4億PV超を記録しました。完成した楽曲のミュージックビデオはこちらです。

 特筆すべきはブランドの想起率は71%、商品を75万本売り上げたという点。ユーザーを巻き込んでひとつのコンテンツを作り上げることで、商品の認知と販売促進につなげたプロモーションでした。

先週の紹介キャンペーン

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 記事転載元:AdGang

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