CES:Consumer Electronics Show(全米家電ショー)の概要
イベント名:CES:Consumer Electronics Show(全米家電ショー)
開催時期:毎年1月前半に開催
場所:米国ラスベガス
概要:世界最大規模を誇るテクノロジーの祭典。毎年3,800社以上の出展、世界150ヵ国以上の国から16万人以上が参加する巨大なカンファレンス。
キーワード:スマート家電、モバイル、IoT、AI、ドローン、ロボット、3Dプリンターなど新興技術全般。
URL:http://www.ces.tech/
主催:Consumer Technology Association(コンシューマー技術協会/CTA)
テクノロジーが生活者に与える影響は計り知れない
テック企業で働いているわけでもない、情シス担当でもない、IoTとか担当していない……。としても、生活者を相手にコミュニケーションを担当している方、私はマーケターであるという方は、是非とも一度はCESへ参加したほうが良い。何故なら、テクノロジーがコミュニケーションに与える影響は極めて大きいからである。
筆者自身、モバイル・ファーストへの流れ、IoTの兆し、Amazon Alexaの台頭と音声対話UIの浸透になどCESからいち早く気付きを得ている。いずれも、生活者とブランド(企業)との関係や、生活者の情報接触態度に大きく影響を与える流れだろう。
CESの昨今のテーマは、5G、IoT、AI、ビックデータ、AR/VR、ヘルステックなどこれからのライフスタイルやビジネスモデルに影響をもたらす領域である。つまり、マーケターにとっても重要なテーマなのだ。
さらに、もうひとつ注目する理由が“C Space”の存在だ。C SpaceはCESに数年前に設置された新規テーマであり、マーケター向けに多く発信される場所である。ここでは、大手欧米企業のCMOや、CDO(Chief Digital Officer)、CIO(Chief Innovation Officer)などのCXOクラスのエグゼクティブが集い、自社の経営やマーコム戦略におけるテクノロジー採用や、デジタルトランスフォーメーションに関するテーマのセッションに触れることができる。マーケターがCESへ行くべき大きな理由がここにも存在しているのである。