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海外カンファレンスの歩き方

世界最大の家電見本市「CES」の歩き方/英語のパネルディスカッションを突破する方策と必須道具

 マーケティング先進国の欧米と比べると、日本のマーケティングは10年遅れていると言われています。感度の高いマーケターは、競合と差をつけ、グローバルでの戦いに勝つために、最新の情報を得る目的で海外カンファレンスに参加しています。その一方で、言葉の壁もあり、海外カンファレンスに参加してみたいとは思っていても、いま一歩踏み出せずに躊躇している人も多く存在しています。本連載では、業界の有識者がオムニバス形式で、マーケターが参加すべきおすすめの海外カンファレンスを紹介していきます。第5回目は電通の森氏による、「CES:Consumer Electronics Show(全米家電ショー)」の紹介です。

CES:Consumer Electronics Show(全米家電ショー)の概要

イベント名:CES:Consumer Electronics Show(全米家電ショー)

開催時期:毎年1月前半に開催

場所:米国ラスベガス

概要:世界最大規模を誇るテクノロジーの祭典。毎年3,800社以上の出展、世界150ヵ国以上の国から16万人以上が参加する巨大なカンファレンス。

キーワード:スマート家電、モバイル、IoT、AI、ドローン、ロボット、3Dプリンターなど新興技術全般。

URL:http://www.ces.tech/

主催:Consumer Technology Association(コンシューマー技術協会/CTA)

テクノロジーが生活者に与える影響は計り知れない

 テック企業で働いているわけでもない、情シス担当でもない、IoTとか担当していない……。としても、生活者を相手にコミュニケーションを担当している方、私はマーケターであるという方は、是非とも一度はCESへ参加したほうが良い。何故なら、テクノロジーがコミュニケーションに与える影響は極めて大きいからである。

 筆者自身、モバイル・ファーストへの流れ、IoTの兆し、Amazon Alexaの台頭と音声対話UIの浸透になどCESからいち早く気付きを得ている。いずれも、生活者とブランド(企業)との関係や、生活者の情報接触態度に大きく影響を与える流れだろう。

 CESの昨今のテーマは、5G、IoT、AI、ビックデータ、AR/VR、ヘルステックなどこれからのライフスタイルやビジネスモデルに影響をもたらす領域である。つまり、マーケターにとっても重要なテーマなのだ。

 さらに、もうひとつ注目する理由が“C Space”の存在だ。C SpaceはCESに数年前に設置された新規テーマであり、マーケター向けに多く発信される場所である。ここでは、大手欧米企業のCMOや、CDO(Chief Digital Officer)、CIO(Chief Innovation Officer)などのCXOクラスのエグゼクティブが集い、自社の経営やマーコム戦略におけるテクノロジー採用や、デジタルトランスフォーメーションに関するテーマのセッションに触れることができる。マーケターがCESへ行くべき大きな理由がここにも存在しているのである。

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この記事の著者

森 直樹(モリ ナオキ)

株式会社電通 CDC 部長 事業開発ディレクター、クリエーティブ・ディレクター

光学機器のマーケティング、市場調査会社、ネット系ベンチャーなど経て2009年電通入社。デジタル&テクノロジーを活用したソリューション開発に従事し、AR(拡張現実)アプリ「SCAN IT!」、イベントとデジタルを融合する「So...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2017/11/24 07:00 https://markezine.jp/article/detail/27502

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