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海外カンファレンスの歩き方

未来のコンセプトに満ち溢れた、セールスフォース・ドットコム主催「Dreamforce」の歩き方

Salesforceユーザー/社員/パートナー、それぞれの立場で参加する意義

 私は、2007年に初めてDreamforceに参加し今年で8回目の参加になりました。初めての参加は、Salesforceユーザーとして、更なる自社活用や自社のビジネスアイデアを得るために参加しました。その後は、セールスフォース・ドットコムに転職したため、社員として日本から来るお客様をお迎えするために参加していました。そして今は、パートナー企業として、連携アプリケーションのアイデアやテクノロジー・マーケティングの最新情報を得るために参加しています。

 初めて参加した2007年は参加登録者がまだ7,000人ほどでしたが、それでも自分の人生を変えるほどの衝撃的な機会でした。Dreamforceは毎年スケールアップしコンセプトも少しずつ変わってきています。それでも、毎年多くの刺激をもらい、期間中や帰りの飛行機の中では、アイデアが溢れ思考が回転し続けます

 ユーザーやパートナーをはじめ、Salesforceに関わる人はもちろんですが、全く関係のない人でもチャンスがあれば是非参加していただきたいと思います。実際に、よくわからずに会社からの指名で参加した人や誰かに連れられて参加されたような方が、イベントの最後には「来年も必ず参加したい」と誓っているシーンに何度も遭遇しました。

 弊社からは今年は、6人の社員を私の指名で連れていきましたが、1人のエンジニアは社内報告会の中で「来年も自腹でいいので参加したい」と言っていました。ネックは、Dreamforce期間中のサンフランシスコ市内のホテルが通常の5~6倍の値段に高騰することです(汗)。

 Dreamforceは、キーノート/セッション/シアター/EXPO/ハンズオンなどで構成されています。キーノートは、マーク・ベニオフのセッションだけではなくSales CloudやMarketing Cloudなど製品のセッションにも、日本語の同時通訳が入ります。英語が苦手な方でも充分に多くの情報を得ることができるでしょう。

 ただ、2,700もあるセッションは、具体的なユーザー事例やイノベーションを起こすためのディスカッションなど、非常に刺激的な内容も多く、(私も英語が苦手ですが)積極的にセッションには参加しています。また、Dreamforce参加者にはモバイルアプリが提供され、テーマやカテゴリーで自分に合ったセッションを見つけることができます。登録したセッションのリスト表示や広い会場のルートなども案内され、そこでもSalesforceの技術や面白さを感じることができます。今年は、EinsteinというSalesforceのAIが、お薦めのセッションなどをレコメンドしてくれました。

日本から参加する方々との交流から、ビジネスの機会が生まれる

 こうした海外カンファレンスに参加する際の目的の1つに、日本からの参加者の方々との交流もあります。特にDreamforceは、日本からの参加者も多く(2017年は実に約800人!)、たくさんの方々との交流ができます

 セールスフォース・ドットコム日本法人が主催してくれる「Japan Night」という日本からの参加者向けのパーティーや、日本からのパートナー企業が集まる「Partner Night」なども開催されます。また、参加者が有志で小さな懇親会を開催したりもしています。

 私も以前は、マーケティング領域のビジネスをしている企業の参加者を集めて、サンフランシスコ内の日本食レストランでミニ懇親会を主催していました。

 そして、Dreamforceに行く時には必ずナパバレーのワイナリーにも行きます。サンフランシスコ市内から車で1.5~2時間くらいですが、ナパでワインを飲んで、初めてワインの美味しさや深さを知ったと言っても過言ではないほど、本当に素人でもわかる美味しさと楽しさに溢れています。何と言っても、気候・景色・雰囲気が最高に心地良いんです。今年は、Salesforceのパートナー企業のCEOの皆さんと一緒に、3ヵ所ほどワイナリーを回って美味しいワインと楽しい会話で最高の時間を過ごしました。

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便利なものはできる限り持っていく

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この記事の著者

小池 智和(コイケ トモカズ)

toBeマーケティング株式会社 代表取締役CEO
株式会社リクルートにて企業の販促支援事業の営業を経て、株式会社ネクスウェイに転籍しネット広告事業の立ち上げ及び商品開発責任者を歴任し株式会社セールスフォース・ドットコムに入社。パートナーアライアンス部にてパートナー支援や地域スキームを構築。2014年8月より2BC株式会社の設立に参画し、マーケティングオートメーションシステムの導入支援を中心に事業を推進。その領域に特化した事業推...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2017/12/19 09:00 https://markezine.jp/article/detail/27547

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