広告出稿に最適なメディアミックスにSNSが登場
メディア一つひとつの影響力だけでなく、広告をより多くの人に接触してもらうためにはどのようなメディアの組み合わせが効果的なのかを、TURF分析※1を用いて検証した(図表6)。

メディアの組み合わせの上限を3媒体と定めた上で分析を進めると、これまで影響力が高い結果が出ていた「テレビ」「新聞」「ニュースサイト」が、生活者へのリーチ率が92%と最も広告をよく目にしやすい組み合わせとなった。さらに、リーチ率の高いメディアの組み合わせを性別に絞って検証してみると、男性は「LINEアプリのニュースタブ」、女性は「Twitter」が組み合わせの上位に上がり、若年層に向けた広告の出稿先の組み合わせとして効果的と考えられる。
このように、広告のターゲットによって最適な出稿先は異なってくる。クリエイティブの内容もさることながら、その手段まで最適化を図ることが重要といえる。情報源の多様化が進む現代・これからの未来には、特に必要な分析プロセスといえるのではないだろうか。
※1 TURF分析とは、生活者へのリーチが最大になるような商品の組み合わせを得ることができる分析手法。今回の場合、生活者の広告接触が最大になるようなメディアの組み合わせを分析している。
・一都三県15~59歳の男女1,000人を、性別×年代(10代~20代、30代、40代、50代)の人口構成比に合わせて回収。
・本文の数値は四捨五入した整数で表記。
・百分率表示は四捨五入の丸め計算を行っており、合計が100%とならない場合がある。
▼調査レポート
『ニュースメディアはどう使い分ける?利用状況や広告接触を調査』(HoNote)