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MarkeZine Day 2018 Spring

選ばれるブランドになるには?大和ハウス工業に学ぶ、生活者視点を大事にしたコンテンツマーケティング

ファン向けにはソーシャルメディア、広告も活用

 ソーシャルメディアはどんな使い方をしているのか。大和ハウスが運用しているのは、Facebook、Instagram、YouTubeの主に3つの公式アカウントだ。ファン向けのメディアなので、基本的に自社で制作と運用を行うのだという。

 Facebook公式ページは2011年に開設し、現在のフォロワー数は約14万人に上る。本社のある大阪の3名はコーポレート系のコンテンツ、東京の山橋氏は事業系のコンテンツという体制で記事を制作しており、更新頻度は週平均3・4回になるという。山橋氏は、建築事例、新商品紹介、見学会など、その時々に発信するべき情報を各部門と調整しながら発信していると話した。

 メディア運用で留意している点は、付いたコメントには返信を行うというものだ。「返信を迷うネガティブなコメントが付くことがあり、現場の混乱を招くような迂闊に返信できないものもあるが、基本的に返信します」と山橋氏。

 Instagramの公式アカウントは2017年6月に開設。山橋氏が2017年に総合宣伝部に配属されてからの念願だったという。フォロワー数は約4,100人だが、更新ペースは週に2回と、こちらもコツコツと更新中だ。

大和ハウス工業公式Instagram @daiwahouse_official

 「TRY家コラム」、ソーシャルメディアは相互にリンクしており、かつ「注文住宅商品サイト」に送客するように運用しているという。その狙いは、住宅展示場来場と資料請求へのコンバージョンに結びつけること。そのために重要な役割を果たすのが、興味関心をもってもらうためのコンテンツだ。大和ハウスでは、住まいや暮らし方に関する多様なコンテンツを展開しているという。

 ペイドメディアとしては、Facebook広告、リスティング広告、ディスプレイ広告、ネイティブ広告、インフィード広告など多様に活用している。これも最終的には「注文住宅商品サイト」に送客するような仕掛けだ。広告運用は、パートナーエージェンシーと一緒に、ターゲティングからクリエイティブ制作、配信、評価まで常にPDCAを回しているという。「キッチンは一例であり、他のテーマでも複数のメディアを統合的に運用しています」と山橋氏。それぞれのメディアごとにどんな伝え方が効果的かを考え、バランスよく運用することの大切さを訴えた。

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コンテンツ運用の事例:キッチンの場合

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この記事の著者

冨永 裕子(トミナガ ユウコ)

 IT調査会社(ITR、IDC Japan)で、エンタープライズIT分野におけるソフトウエアの調査プロジェクトを担当する。その傍らITコンサルタントとして、ユーザー企業を対象としたITマネジメント領域を中心としたコンサルティングプロジェクトを経験。現在はフリーランスのITアナリスト兼ITコンサルタントとして活動中。...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2018/04/03 09:00 https://markezine.jp/article/detail/28103

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