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マネーフォワードがKPI目標と本質的価値提供を両立できる秘訣は「全員マーケター」にあり

2018/05/17 07:00

成長著しいマネーフォワードのBtoB部門。KPI目標と本質的な顧客価値提供のバランスをとるために「ユーザーフォーカス」「全員マーケター」という文化が役立っているという。エンジニアや経理、CS部門の力をも活かす同社のマーケティングのエッセンスに迫る。

マネーフォワードのマーケは「ユーザーフォーカス」に注力

 マネーフォワードと言えば、個人向けの家計簿アプリとしてのイメージが強いかもしれない。BtoC向けの「マネーフォワード」は600万人が利用する有名サービス。一方で、同社が手がけるBtoB向けサービスの「MFクラウドシリーズ」が、2017年の売上においてBtoC事業の売上を上回るまでに成長していることはまだあまり知られていない。

 ビジネス成長の柱として飛躍した「MFクラウドシリーズ」は、MFクラウド会計・確定申告をはじめ、請求書、給与計算など、サービスのラインアップを拡充している。

株式会社マネーフォワード MFクラウドマーケティング本部・副本部長 河野佳孝氏
株式会社マネーフォワード MFクラウドマーケティング本部・副本部長 河野佳孝氏

 MFクラウドシリーズは顧客にどのような価値を提供しているのか。河野氏は、ターゲット顧客は個人事業主、法人、会計事務所であり、MFクラウドシリーズを通じて生み出す価値は、それぞれの顧客の売上拡大に貢献することだと語る。

 ソフトウェアの導入効果としてよく引き合いに出るバックオフィス業務の効率化による生産性向上は、最初の一歩であって、ゴールではない。生産性向上によって確保できた時間で、経営課題の解決に集中することこそ本来の効果、というわけだ。

 実際にエンドユーザーからの声を聞いてみると、中小企業の経営層ほどバックオフィス業務に割く時間が多いのだという。「MFクラウドシリーズを提供することで、経営課題の解決と売上拡大を支援していきたいです」と河野氏。

 マネーフォワードでは、MVVC(Mission、Vision、Value、Culture)と呼ぶ価値体系を掲げている。社員はこのMVVCを常に意識しながら、「日本でナンバーワンのお金のプラットフォーム」になるべくソリューションを発展させている。

 河野氏はMVVCを紹介しつつ、マーケティングチームとして最も重視しているのは、Valueである「ユーザーフォーカス」だと述べた。


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