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ヤフーが動画メディア運営で得られた知見を公開 ユーザーのエンゲージメントを導くポイントとは

エクササイズのDoを計る指標

MZ:動画を評価するためにどのような指標を置いていますか。

普川:お客様が本当にエクササイズをしたかどうかは現状では正直なところわかりません。そのため、それと近しい指標であるいいねやコメント、シェア、保存といったエンゲージメントの数値はすべて追っています。

普川さん写真

 中でも、Instagramは保存数を特に注視しています。あとでやろうと保存している方が多く、運動というアクションに最もに結びつきやすい指標だと思っています。

MZ:立ち上げ後、それらの指標、ならびにフォロワー数はどのように変化していますか。

普川:2017年の4月時と比べると、特にInstagramのリーチに対する保存数が急増しています。もちろんフォロワーも右肩上がりですが、エンゲージメントに関する数値も軒並み増えています。

 たとえば、2017年だと3月、4月で再生数が比較的高かった動画はリーチが8万で、保存が3,500件ほどでした。一方、今年に配信した動画だと、再生数が多いものでリーチが11万、保存が7,400件と、保存するユーザーの割合が高まりました。

 非常に効果の高いものだと、再生数がリーチを上回っています。この数字からわかるのは、最後まで見ている人はもちろん、2、3回見ている人も増えてきているということだと思うので、一つの成果として捉えています。

現実のアクションにつながる取り組みを

MZ:最後に今後の展望をお願いします。

普川:Spolayで培った動画制作の知見を、「スポーツナビ Do」といったスポーツナビが展開する他のメディアにも活用したいです。

 また、現在オフラインイベントの開催などにも取り組んでいるのですが、より実際の行動につながる取り組みを強化したいです。現状はオンライン上でのアクションしか計れませんが、たとえば、レッスン予約やグッズ購入などを提供することで、運動を行う支援ができる。

 1人でも多くの人にスポーツを知ってもらいたいし、することに楽しみを感じてもらいたいです。

高橋:現在オフラインイベントなどを行っているのも、動画をきっかけにちょっと運動するようになった人に、さらに運動を楽しいと思ってもらいたいからです。私自身も運動するのが大好きなので、エクササイズなどの運動をする楽しさに共感してくれる方を増やしたいですね。

 ランニングブームで運動をする方は一時的に増加しましたが、まだまだ潜在層は沢山いると思います。動画はきっかけを作るものなので、実際のDoにつながっていけば良いなと思います。

2人座り写真

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2018/06/06 09:00 https://markezine.jp/article/detail/28465

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