インテージは6月12日、「INTAGE connect」を通してこれまで提供していたパネルデータなどに加えて、ネットリサーチのデータの提供を開始した。
「INTAGE connect」は、導入企業のBIツールに同社保有データを連携し、レポートなどでの事後評価から、リアルタイムで課題を発見するライブモニタリングへと業務環境を転換することを支援するソリューション。
今回新たに提供開始となったデータは「SRI(全国小売店パネル調査)」や「SCI(全国消費者パネル調査)」といったネットリサーチのデータ(※詳細は下記参照)で、今後も提供可能なインテージデータを拡張していく予定だ。
これにより、事後にレポートベースでしか確認できなかったキャンペーンの認知度や態度変容などのデータを、インテージデータや社内外のデータと同じダッシュボード環境でライブモニタリングできる。導入企業の意思決定が高速化するとともに、データ収集・集計にかかる工数削減が期待できる。
SRI(全国小売店パネル調査)
スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ホームセンター・ディスカウントストア、ドラッグストア、専門店など全国約4,000店舗より継続的に日々の販売情報を収集している小売店販売データ。
SDI(全国一般用医薬品パネル調査)
全国のドラッグストア、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ホームセンター・ディスカウントストア約3,200店舗より継続的に日々の販売情報を収集している小売店販売データ。
SCI(全国消費者パネル調査
全国15歳から79歳の男女52,500人の消費者から継続的に収集している日々の買い物データ。
i-SSP(インテージシングルソースパネル)
SCI(全国消費者パネル調査)を基盤に、同一対象者から新たにPC・スマートフォンからのWebサイト閲覧やテレビ視聴情報に関するデータを収集するもの。
Media Gauge TV
複数のテレビメーカーから収集した、ネットに結線されたスマートテレビと録画機の視聴ログをクレンジングし、統一フォーマットで標準化・構造化した視聴データ。
モバイル空間統計
NTTドコモの携帯電話ネットワークのしくみを使用して作成される人口の統計情報。
マイティモニター
インテージが保有する「キューモニター」と、NTTドコモが保有する「dポイントクラブ会員」、MAppsが保有する「MApps Panel」の3つのモニターを利用し、調査を実施。それぞれのモニターにおいて適切な管理を行い、信頼できるインターネット調査を提供する。
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