話題の書籍のダイジェスト版を紹介する連載「Book Navigator」。今回は『ティール組織』(フレデリック・ラルー 著、鈴木 立哉 訳、英治出版、2018年1月)を取り上げます。
※本記事は、2018年6月25日刊行の定期誌『MarkeZine』30号に掲載したものです。
最先端の組織の在り方とは
労働時間縮小の推奨、副業の歓迎など、私たちの働き方を取り巻く環境は大きく変わりつつある。しかし、その容れ物である組織については、旧来の形を踏襲しているケースがほとんどではないだろうか。
たとえば日本の一般的な企業であれば、社長をトップとして、その下に経営陣、管理職、そして一般社員たちといった構造になっていることが多い。これに違和感を覚える人は少数だろう。だが、それはこれ以上変わる必要のないベストな組織の在り方なのだろうか。働き方や人々の意識が変わっていくのに、組織構造が変わらないままでよいのだろうか。
本書『ティール組織』ではそんな疑問を持った著者が、人々の可能性を引き出し、より現状に即した組織の在り方を定義し、解説している。それが、進化型(ティール)組織と呼ばれる形態だという。
フレデリック・ラルー 著、鈴木 立哉 訳、英治出版、2018年1月
著者はマッキンゼーで10年以上にわたり組織変革プロジェクトに携わったのち、エグゼクティブ・アドバイザー/コーチ/ファシリテーターとして独立したフレデリック・ラルー氏だ。
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