Pathee(パシー)は、同社が提供する店舗向けデジタルマーケティング支援ツール「Patheeパートナー」において、20~50代の店舗関連で働く男女1,500名を対象に「店舗向けのデジタルマーケティング意識調査」を実施した。
店舗ページが「集客・利益アップ」につながることを期待するスタッフが最多
調査の結果、66.3%の店舗担当者が「店舗ページが集客や利益にプラスになること」を第一に期待していることが判明。次いで、店舗のブランディングにつながるコンテンツを求めていることがわかった。
4分の1が各種SNSにおいて「毎日」投稿している
各種SNSの更新頻度については、すべてのSNSにおいて、約70%以上の担当者が何かしらの更新を週1回は行っており、さらに約25%以上が毎日投稿しているという結果となった。
担当者の多くが運用の重要性を認識
また、SNS・ブログの質を上げるために必要なこととして、18.7%が「頻繁に投稿するほどのコンテンツを作る」、8.6%が「活用方法を理解する」、4.7%が「フォロワーの増やし方を理解する」といった運用面に関することを挙げた。加えて「本部・店舗・スタッフ間の情報共有の活性化」を15.5%が挙げており、SNS更新における社内間のコミュニケーションに課題感があることがわかった。
クーポン活用に興味があるものの、面倒という声も
次に、店舗関係者の79.1%がオンラインクーポンの利用に興味関心を持っていることが判明。一方、クーポンの発行に興味がないという回答も一定割合存在しており、その理由の41.4%はオペレーション面で「面倒だから」というものだった。
マーケティング分析を毎日できているのは、約2割
さらに、64.5%が、マーケティング施策の効果測定・改善には分析の専門知識や専任のコンサルタントを設けることが重要だと感じていると回答。その一方で、店舗担当者がマーケティング分析を行う頻度に関して、「毎日行う」が19.3%存在するのに対し、「集客の減りを感じたら」が10.9%、「取り組むつもりがない」が14.5%いることから、分析の必要性をあまり感じていないと推測される。
また、59.5%の担当者が「現状忙しくて手間を割けない」あるいは「活用方法がわからない」ことが、運用更新頻度や質低下の原因であると回答した(図3)。加えて、46.2%が専任のデジタルマーケティング担当者をつける必要性とコンテンツ作成の重要性を認識していることから、デジタルマーケティングの重要性を認識しつつも、人手不足や対象の複雑さなどの問題が阻害要因となっていると考えられる。
【調査概要】
調査手法:Webアンケート方式
調査対象:20~60歳の店舗関係で働く男女1,500名(男性1,026名、女性474名)
有効回答数:1,500
調査実施時期:2018年5月
調査主体:Pathee
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