楽天リサーチは、楽天リサーチに登録しているモニター(約230万人)の中から、全国の20~60代の男女1,000人を対象に「キャッシュレス決済に関する調査」を実施し、結果を発表した。
20・30代男性の4人に1人は、スマホアプリによる決済を利用
日常の買い物(オンラインショッピング除く)や飲食などで決済に利用する手段と、その中で最もよく利用する手段を調査した。利用する手段(複数選択)では、「現金」と回答した人の割合が最も高く、「クレジットカード」、「商業系カード型電子マネー(nanaco、WAON、楽天Edyなど)」が続いた。また最もよく利用している手段も同様に、「現金」、「クレジットカード」、「商業系カード型電子マネー」が上位3位を占め、順位も変わらなかった。
決済に利用する手段を性年代別に見ると(複数選択)、「スマートフォンを利用した決済サービス(アプリを利用したもの)」において、男性20代で25.3%、男性30代で26.8%と、4人に1人が利用していることがわかった。
カードやアプリ決済は「ポイント目的」で利用
最も利用する決済手段として「現金」を選択した人と、「現金」以外を選択した人それぞれにその理由を調査したところ、「現金」を選択した人では、「現金以外の決済手段だとお金を使いすぎてしまうから」と回答した人が41.8%と最も多く、「現金以外の決済手段を使える場所が少ないから」(13.6%)、「現金以外の決済手段はセキュリティに不安があるから」(13.4%)が続いた。
「現金」以外を選択した人では、「ポイントが貯まるから」(86.2%)と回答した人が最も多く、次いで「スムーズに支払いできるから」(70.1%)、「現金以外の決済手段を使える場所が増えたから」(32.6%)となった。現金決済派において「特に理由はない」と回答した人は27.2%、対して現金以外派で「特に理由はない」と回答した人は3.1%であった。
カード型電子マネーTOP3は、「楽天Edy」「nanaco」「WAON」
日常の買い物や飲食などでカード型電子マネーを利用すると答えた人に、利用しているカード型電子マネーの種類を聞いたところ、「楽天Edy」(41.1%)、「nanaco」(39.1%)、「WAON」(38.5%)、「Suica」(31.4%)と続いた。
スマートフォン決済サービスTOP3は、「楽天ペイ」「Apple Pay」「LINE Pay」
日常の買い物や飲食などで「スマートフォンを活用した決済サービス」を利用している人に、利用しているサービスの種類について聞いたところ、「楽天ペイ」(48.0%)、「Apple Pay」(30.7%)、「LINE Pay」(20.0%)、「モバイルSuica」(19.3%)が上位に挙がった。
【調査概要】
調査エリア:全国
調査対象者:20~69歳の男女
回収サンプルサイズ:1,000サンプル
調査期間:2018年6月1日から6月2日
調査実施機関:楽天リサーチ株式会社
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