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ライブコマースの認知率は3割/購入に至る割合が高いのは男性/売れ筋1位は「服」【マクロミル調査】

 マクロミルは今回、ライブ配信を視聴しながらインターネット上で買い物ができる「ライブコマース」をテーマに調査を実施した。

ライブコマースの認知度は?

 15歳から49歳の男女2万人に対し、ライブコマースの認知に関するアンケートを実施。「ライブ配信を視聴しながら買い物ができるインターネットサービス(アプリ)を知っているか?」という質問に対し、「知っている」と答えたのは30%、「知らない」と答えたのは70%だった。

 なお、認知率が最も高かったのは10代で40%。それ以降は、20代から順に認知率が低下していくという結果になった。10代における認知度は40代のそれの約2倍となり、ライブコマースサービスは若年層における認知率が高いことがわかった。

ライブ配信の視聴から購入に至る割合が高いのは男性

 続いて、ライブコマースを認知している5,941人に対して、同サービスの視聴および購入の経験を問いかけたところ、「ライブ配信を視聴したことがある」と答えたのは41%で、「視聴したうえで商品を購入したことがある」と回答したのは14%となった。

 男性においては、「視聴したことがある」人が49%いることに対し、「商品購入までしたことがある」のは20%で、視聴経験者の41%が購入に至っている。

 一方、女性においては「視聴したことがある」人が32%いるのに対し、「商品購入までしたことがある」と答えたのは7%で、購入にまで行動を移したのは視聴経験者のうち23%にとどまった。

 ライブ配信の視聴経験率は男性のほうが高く、 購入をする割合も女性の約2倍と、積極的にライブコマースを利用していることが明らかになった。

ライブコマースで買うもの、1位は断トツで「服」

 ライブコマースサービスでの購入経験がある400人に対して行ったユーザー調査では、実際に購入した商品をテーマに統計を行った。

 調査対象者は、21個におよぶ商品ジャンルの中から、これまでに購入した経験があるものを選択。結果、最も買われていた商品は「服」の66%で、次いで「アクセサリー・時計」の37%となった。1位と2位には30ポイントの差があり、多くのユーザーが服を購入していることが判明した。

 また、過去半年間においてライブコマースに費やした1ヵ月あたりの平均金額は、6,512円だった。

ライブコマースを利用する理由は?

 ライブコマースのサービスを利用する理由を尋ねたところ、1位は「出品者が紹介する商品を買いたい」で41%、2位は「商品の詳細(サイズ感、着心地、色、香り、味など)がリアルタイムで質問できる」で40%、3位は「ショップ店員と話すように買い物ができる」が35%という結果になった。

 タレントやインフルエンサーが実際に紹介した商品をリアルタイムで買えるというライブコマースの特徴が、ユーザーにとって大きな魅力となっているようだ。

 他にも、服のサイズ感や質感などを質問する際、従来の通販などでメールでのやり取りによって生じた時間のロスが、その場で会話し確認できる環境によって解消され、ユーザーの満足度に寄与していることも推測される。

8割超が今後もライブコマースの利用意向を示す

 今後の利用意向について調査したところ、「今後もライブ配信を視聴し、買い物をすると思う」と答えた人が85%で、利用継続の意向を示す声が多くあげられた。

 「ライブコマースサービスのアプリの利用個数」や「ライブコマースサービスのライブ配信視聴頻度と、 商品購入頻度」といったその他の調査内容は関連リンクから確認することができる。

【調査概要】
調査主体:マクロミル
調査方法:インターネットリサーチ

(1)全国2万人にきく、 ライブコマース利用実態把握調査
調査対象:全国15歳(高校生以上)~49歳の男女(マクロミルモニタ会員)
割り付け方法:平成27年国勢調査による、 性別×年代の人口動態割り付け/合計20,000サンプル
調査期間:2018年6月14日(木)~2018年6月15日(金)

(2)ライブコマースユーザー400名にきく、 利用状況調査
調査対象:(1)の調査において、 ライブコマースのライブ配信を視聴し、 商品を購入したことがあると回答した人(マクロミルモニタ会員)
割り付け方法:調査対象条件の出現率に基づき、 性別×年代で割り付け/合計400サンプル
調査期間:2018年6月15日(金)~2018年6月16日(土)

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MarkeZine(マーケジン)
2018/07/06 15:00 https://markezine.jp/article/detail/28814

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