SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第83号(2022年11月号)
特集「Web3、メタバース、NFT ── 最新技術が マーケティングに及ぼす影響」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

新・女性のココロを動かすマーケティング術

今ドキ10代女性にリーチするには?若年層ヒット事例に学ぶ、コンテンツに必要な「CRO」

 トレンダーズのマーケティング実績をもとに、今の時代に女性たちのココロをつかみ消費行動へつなげるポイントを解説する本連載。今回は今ドキの新しい価値観を持つ10代の若年女性に向けた、マーケティング施策のポイントについてお届けします。

10代女性向けマーケティング施策が難しい理由

 「デジタルネイティブ」がさらに進化した「ムービーネイティブ」とも称される今ドキの10代女性(参考:前回コラムよりhttps://markezine.jp/article/detail/29089)。物心が付いた頃から動画を日常的に視聴しており、中高生で自分のスマートフォンを持ち、友達とのコミュニケーションにSNSや動画を利用してきた世代であるため、動画を見ることはもちろん、撮ることにも抵抗が少なく、さらには動画プラットフォーム内で検索をするなど、動画を日常的に使いこなしています。

 テレビや新聞、雑誌といった従来型のマス媒体との接触時間が上の世代に比べると少なく、これまでとは異なる情報接点を持つ彼女たちは、企業のマーケティング活動において多くのマーケターたちを悩ませる“未知”とも言える存在。私たちも10代女性のマーケティング施策に関してご相談をいただくことが急増しています。

 その独自の行動特性・情報接点から、多くの方が「10代の女性はどのメディアを見ているのか?」を起点に、メディアプランニングを行いがちです。しかし、若年層向けのマーケティングにおいてはメディアよりも「コミュニケーション=コンテンツ」を起点に考える必要があります。そこでまずは今の若年層・10代女性の間で流行るコンテンツの必須要素について解説します。

若年層向けコンテンツの必須要素「CRO」とは

 若年層の間で流行った成功事例を紐解いていくと、それらには共通する3つの要素「Character(人柄)」「Reality(現実味)」「Opinion(主張)」が組みこまれていることに気が付きます。ここからは、コンテンツに必要な要素である「CRO」について解説していきます。

1. Character(人柄)

 1つ目の「Character」については、スペックや表層的な美しさだけではなく、“中の人”をいかに見せられるかが重要です。

 10代女性から絶大な人気を誇るインフルエンサーである“ゆうこす”こと菅本裕子さんを例に挙げると、彼女は“モテるために生きている”という、それまでいなかったキャラクターを打ち出すことでブレイクしました。そしてSNSで情報発信をする際は、完成されたものだけでなく、常に“過程”を発信することで彼女の人柄が表現され、それが人気の要因となっています。

 たとえば、自身がプロデュースするスキンケアブランドも、プロダクトの制作からプロモーションの方向決めまで、何を成し遂げたくて何に悩んだかを常にオープンにしながら、ブランド自体にキャラクター性を持たせる試みをしています。

 「モノ消費」ではなく「コト消費」と言われて久しいですが、これからは「ヒト消費」とも言える時代。共感できるヒト・キャラクターを応援するために消費をする傾向は世代を問わず高まっていますが、今の10代は幼い頃からそれを体感してきた世代です。

 「ヒト消費」を生んだ代表例と言える「AKB48」は、各メンバーの“身近さ”、“未完成さ”を見せることでスターダムを駆け上がっていきました。「初代神7」が誕生した2010年頃、今の高校生は小学生。玩具メーカーのバンダイが2011年に発表した「子どもが好きな芸能人」ランキング(※)では、AKB48が男女ともに2位にランクインしていますが、男子の回答率が10.4%だったのに対し、女子の回答率は17.3%と、その差は約1.7倍にものぼります。AKB48のようなストーリーを持ったアイドルがブレイクしていく様を身近に見てきた彼女たちは、キャラクターの重要度を本能的に理解しているのだと言えるでしょう。

 こうして物心付いた頃から「ヒト消費」が当たり前になっていた背景もあり、今の10代女性向けのコンテンツやブランドには、“共感されるヒト・キャラクター”作りが必須条件になってきているのです。

 ※出典:「お子様の好きな芸能人は誰ですか?」2010年12月調査実施/バンダイ調べ
  http://www.bandai.co.jp/kodomo/pdf/question186.pdf

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
若年層にとっての現実味と主張とは?

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
新・女性のココロを動かすマーケティング術連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

佐藤 由紀奈(サトウ ユキナ)

トレンダーズ株式会社 コンテンツクリエイティブDiv.マネージャー。 WEBプロダクションのプランナーを経て、2014年より現職。 ソーシャルトレンドニュース編集部所属ライター、漫画PRサービス「Comitter」 のクリエイターとして幅広い企業のマーケティング支援を担当。「TT総研」の研究員と...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2018/11/27 08:00 https://markezine.jp/article/detail/29716

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング