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レスポンスの魔術師が指南!今から使える“売れる”ネット広告実践ガイド

【売れるネット広告】広告効果の高い媒体を“確実に”見つけ出す方法とは?


目標CPAを達成するための秘訣

 このような作業で毎回の効果測定結果に従って「メディアポートフォリオ」の媒体メニュー組み換えを繰り返し行い、キャンペーンを重ねるごとにポートフォリオ(=効率の良い媒体メニュー)の比率を上げていくメディア最適化 (DMO)作業を行えば、キャンペーンをやる度にメ ディアプランのCPA効率を毎回 100%確実に上げ続けることができる。最初に宣言したどおり、「1年後にはほぼ100%、目標CPAまで持っていける」のである。

 前回紹介した「クリエイティブ最適化 (DCO)」と、今回紹介した「メディア最適化(DMO)」作業により、実際に私は今まで担当したすべての広告主のインターネット広告のCPAを、確実に1年以内に半分以下にしてきた。それはそうである、良い部分を残し、悪い部分を排除していったら、世の中のどんなものであろうと確実に改善できる。特にこの「メディア最適化(DMO)」の理論は小学生でも分かるぐらい非常にシンプルな方法であるが、これを実行している広告主は驚くほど少ない。

 なぜ、「最適化」できないのか。それは、多くの広告主は、初回のインターネット広告キャンペーンのCPAを見て、インターネット広告を止めたり、別の広告代理店に担当を変更したりするからである。 つまりすべての情報やノウハウを自らリセットしているのである。

 逆に成功する広告主は、初回の単発のキャンペーンだけで判断するのではなく、「中期的にどう最適化して、CPAを改善していくか」という思考でインターネット広告を実施している。

 良い媒体メニューを残し、悪い媒体メニューを外す。それを単純に繰り返すことで最強のメディアプランになるのである。

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この記事の著者

加藤 公一レオ(カトウコウイチレオ)

株式会社 売れるネット広告社 代表取締役社長

1975年ブラジル・サンパウロ生まれ、アメリカ・ロサンゼルス育ち。西南学院大学経済学部卒業後、三菱商事株式会社に入社。その後、Euro RSCG Tokyo、株式会社アサツーディ・ケイ(ADK)にて、一貫してインターネットビジネスを軸としたダイレクトレスポンスマーケ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2009/03/26 11:13 https://markezine.jp/article/detail/2978

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