SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第107号(2024年11月号)
特集「進むAI活用、その影響とは?」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

レスポンスの魔術師が指南!今から使える“売れる”ネット広告実践ガイド

【売れるネット広告】今すぐサイトのコンバージョン率を上げるには?


前回は広告のクリック率をアップさせるテクニックを紹介した。しかし、広告出稿の本当の目的はコンバージョンをさせることであり、それができなければその広告も意味がないといえる。では、コンバージョンをアップさせるにはどうすればよいのか?そのテクニックを紹介していく。【関連記事はこちらから! 】

ユーザーはわずか8秒で判断する

 例え多くの人が広告原稿をクリックしてサイトに訪れたとしても、コンバージョンをさせないと意味がない。一般的に消費者が広告をクリックして、サイトに訪れても、今のユーザーはわずか8秒で「読むか読まないか」を判断して、すぐに立ち去ってく。

 最終的に申込み完了までたどり着くのは、クリックした人の1%以下があたりまえ、無料サンプルの場合でも3%程度だと言われている。ただし、これだけ低いコンバージョン率であるため、改善の余地はいくらでもある。これから説明する戦略的なサイトを作成すれば、3%のコンバージョン率を2倍の6%にする事、4倍の12%にする事はそんなに難しくはない。

コンバージョン率の高いサイトは「つかみ」と「流れ」だ!

 まず結論から言うと、コンバージョン率の高いサイトは「つかみ」及び「流れ」があると言える。

 広告原稿をクリックした消費者は8秒以内にそのページを読むか読まないかを判断する。そのため、コンバージョン率を上げるための1つ目のポイントは、瞬間的に「このページはお客様の求めていたページですよ」ということがわかるようにして、消費者をガツンと「つかみ」、逃がさない事である。

 2つ目のポイントは、「流れ」がキーになる。サイト入り口にある広告原稿と同じキャッチコピーや写真を見て、情報を読み問題に気づく。そして商品の提案を読み、商品の想いを読み、お客様の声を読み、オファーを読み、最後まで迷わない。これがサイトに必要なストーリーである。

 当然ゴールは申込みであるため、最後に申込みフォームを入れることは基本中の基本であることは言うまでもない。(ちなみにフォーム部分では会員登録等はなるべく避けた方が良い)

商品・テーマごとに独立したキャンペーンサイトを作成すること!

 まず大原則として、インターネット広告から誘導するサイトは、必ず商品ごとに独立したキャンペーンサイトにするべきである。たまにインターネット広告から自社サイトのトップページに誘導している広告主がいるが、これでは消費者が特定の商品を求めて広告をクリックしたのにもかかわらず、到達したページにて商品を探さなくてはならなくなるのでご法度だ。

 また多くの広告主は自社サイトの商品ページに誘導しているが(トップページへ誘導するよりはマシだが)、他のページに遷移してしまう可能性があるためオススメできない。

 インターネット広告から誘導するサイトは、完全にその「商品単体」で独立したキャンペーンサイト(ランディングページ)を作成するべきである。そして、そのキャンペーンサイトには「瞬発力と勢いで申し込ませる」構成が必要。もっと極端にいうと、その商品提案以外の余計な情報は省いて、必要最低限のコアな情報を提供し、「お申し込みへの誘導」のみを意識したサイトを制作するべきである。そして、そのキャンペーンサイトからは他のページに飛べないような形にしておく事が重要である。

掴んだ顧客を逃がさない、「独立したキャンペーンサイト」を構築。
キャンペーンサイトとホームページとのつながりが、顧客を流出させてしまう。

 

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
広告原稿とキャンペーンサイトの「キャッチコピー」と「写真」を連動させること!

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
レスポンスの魔術師が指南!今から使える“売れる”ネット広告実践ガイド連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

加藤 公一レオ(カトウコウイチレオ)

株式会社 売れるネット広告社 代表取締役社長

1975年ブラジル・サンパウロ生まれ、アメリカ・ロサンゼルス育ち。西南学院大学経済学部卒業後、三菱商事株式会社に入社。その後、Euro RSCG Tokyo、株式会社アサツーディ・ケイ(ADK)にて、一貫してインターネットビジネスを軸としたダイレクトレスポンスマーケ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2009/03/26 11:10 https://markezine.jp/article/detail/2985

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング