Tesla、Vodafone、Warner Music、NASDAQの導入事例
Acquiaを導入している企業は、実際どのように利用しているのか。電気自動車と関連商品の開発・製造・販売を行うTeslaは、導入により試乗から購入までのコンテンツ体験を向上。車載ディスプレイの表示コンテンツもDrupalで管理する。
イギリスに本社を置く携帯電話事業会社Vodafoneは、店内ディスプレイやインストア体験向上にDrupalとAcquiaクラウドを活用。店内体験をモバイル端末で提供可能にするなど、リアルとオンラインのシームレスな体験を構築した。
Acquiaが選ばれる理由は、ヘッドレスCMSだけではない。複数のサイトを1ソースで管理できる技術的な強みもある。たとえば、アメリカのレコード会社Warner Musicは、10レーベルで300を超えるサイトをDrupalとAcquiaクラウドで構築。すべて1ソースで管理しているが、もちろんサイトごとにデザインは変えている。
世界最大のベンチャー向け電子株式市場であるNASDAQは、自社が保有する株主・投資家向けにIRコンテンツを配信する3,800サイトをAcquiaプラットフォームのSite Factoryで一元管理している。数百、数千単位のWebサイトを1つのソースで管理でき、しかもUIは各サイトで変更できるというわけだ。
日本企業のデジタルトランスフォーメーションを支援する
エンタープライズCMS市場で圧倒的な強みを持つAcquiaは、2018年から本格的に日本進出を狙う。今やほとんどの企業がCMSを導入しているが、どのような戦略で切り込んでいくのか。
「我々は、今のメジャーなCMSはこれからの時代には対応できないと感じています。日本企業から既に多くの引き合いが来ており、デジタルトランスフォーメーションへのニーズが非常に高く、Acquiaはその実現を強力に支援できます」(上田氏)
多くの企業は様々なチャネルに対し、適切なコンテンツを配信しなければいけないと気づいているものの、実施しきれていないのが現状だろう。DrupalとAcquiaプラットフォームを活用すれば、モバイルアプリ、SNS、デジタルサイネージ、会話型インターフェイスなど、様々なチャネルに対し、一元的にコンテンツを配信できる。
アクイアジャパンを設立するにあたり、日本ならではのアプローチも行ったという。
「日本に来たからには日本の声を聞けと、マネジメントチームに強く伝えました。日本特有の要件を聞き、プロダクトチームに渡して即反映するという作業を繰り返しています。プロダクトだけでなく周辺ドキュメントも日本語化させるなど、ローカライズを徹底しています」(Gibbs氏)
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