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企業がCMS利用する際に陥りがちな2つの課題

 Acquiaは、CMSを利用する日本企業が陥りがちな2つの課題に対するソリューションを用意しているという。1つは「ベンダーロックイン」だ。

「100%クラウドサービスなので、非常にリプレイスがしやすい点もメリットでしょう。契約してから早くて一週間ほどで導入できます。加えてパーソナライズやDAMも提供できます。旧来のCMSにありがちなベンダーロックインももちろんありません」(Gibbs氏)

 ベンダーロックインに悩まされている事業者は多いのではないだろうか。同じCMSを使い続けると、システムやデザインが陳腐化してしまう。アップデートするには別で費用がかかってしまうが、乗り換えしようとするとさらに膨大な費用と時間が必要となる。Drupalの場合、年に2回機能アップデートを行うので常に時代に即したCMSであるうえ、ベンダーロックインももちろんない。

 企業が抱えがちな典型的な課題としてもう1点挙げられるのが、「ブランドの一貫性」に関するものだ。

企業にとって、もはや『ブランド』は生命線です。どのチャネルでもブランドとしての一貫性を維持しなければいけません。しかし、グローバル展開しているとなかなか難しいのが実情です。世界で45サイトを保有しているとある日本企業を例に挙げてみましょう。各国のサイトを調査すると、ロゴの大きさが違ったり、色味が違ったりなど、ブランド的に一貫性のない部分が148ヵ所も見つかりました。特に日本企業の場合、このような状態に陥っているケースが非常に多いんです。当社の場合、1ソースですべてのWebサイトを構築できるので、全サイトの仕様を簡単に統一できます」(Gibbs氏)

 国別にWebサイトを構築する際、現地の制作会社に依頼する場合もあるだろう。自社のコーポレートアイデンティティを十分伝達できないまま進行してしまうと、ブランド的に一貫性のないWebサイトがいくつも生まれてしまうというわけだ。先述した通り、Acquiaの場合は複数のWebサイトを1ソースで管理できるため、ブランドの一貫性を損なうことはない。

日本企業は、よりオープンソースの恩恵を受けるべき

 Gibbs氏は、「日本市場には大きな可能性がある」と話す。

「日本には非常に多くの小売り、製造業、製薬企業が本社を置いており、巨大なマーケットが存在しています。我々のサービスはオープンソースゆえ、ローコストでスピーディに最適なソリューションを提供できます。FacebookもGoogleもTwitterも、世界をリードするテクノロジー企業のバックエンドはほとんどがオープンソース。オープンソースのイノベーションが日本のマーケットにさらなる果実をもたらすでしょう」(Gibbs氏)

 今や、デジタルマーケティングはWeb上のみで完結するものではなくなった。オンライン・オフライン問わず無数にチャネルが増え続け、クロスオーバーするなかで、統合的な顧客体験の設計が求められる。Acquiaは、オープンソースCMSとプラットフォームを通じて企業のマーケティング活動を柔軟にサポートする。

「外資系で日本でも展開する企業、日本に本社を置くグローバル企業、日本のみで展開する日本企業、すべての業態に対して私たちは貢献できます。チャネルを横断した顧客体験の最適化は、どんな企業でも取り組まなければいけません。私たちはAcquia プラットフォームを通じて強力に支援していきます」(Gibbs氏)

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この記事の著者

水落 絵理香(ミズオチ エリカ)

フリーライター。CMSの新規営業、マーケティング系メディアのライター・編集を経て独立。関心領域はWebマーケティング、サイバーセキュリティ、AI・VR・ARなどの最新テクノロジー。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2019/02/06 10:00 https://markezine.jp/article/detail/30031

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