人体認識技術を用いて、テレビ視聴者の視聴態勢から「視聴質(※)データ」を取得・提供するTVISION INSIGHTS(ティービジョン インサイツ/以下、TVISION)は、2018年12月より、米イェール大学経営大学院と共同で日本のテレビマーケティング発展に関する「視聴質データ」の活用についての研究を開始した。
同研究では、視聴質をはじめとする新たなテレビデータの活用によって、複数のアプローチから「どのような変化が市場に及ぼされるのか」「どのような切り口が可能となるのか」「どのような新しいマーケティング手法が可能となるのか」を解析。これまでになかった知見の創出を目標としている。
TVISIONはこれまで、「新しいデータにより、メディアマーケットを圧倒的に進化させる」をミッションに掲げ、データ活用が限定的であったテレビマーケティングの分野において、視聴質を活用した新しいマーケティング手法を一貫して提案してきた。
一方、イェール大学経営大学院の上武准教授は、マーケティングサイエンス・実証ミクロ経済学を専門とし、経済学・マーケティングの理論にもとづいた消費者ビッグデータの分析や、それにもとづいたターゲティング・価格・レコメンデーション戦略などの意思決定についての研究を進めてきた。近年では、心理学や行動経済学を取り入れたデータ分析を、日米の企業と共同研究している。
両者は、それぞれが持つユニークなデータと知見を組み合わせることで、テレビマーケティングのさらなる進化に貢献していきたい考えだ。
※ 視聴者がテレビの前に滞在している度合いを示すVI値(滞在度:Viewability Index)と、テレビ画面に顔が向いているかを示すAI値(注視度:Attention Index)を数値化して計測したもの
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