オープンエイトは、自動動画編集クラウド「VIDEO BRAIN」において、多変量解析による複数動画生成や音声の自動テロップ化、数千万点の素材提供といった新しい機能を、β版として4月から追加する。
「VIDEO BRAIN」は、写真やテキストなどの素材を入稿すると、AIエンジンが入稿データを分析し、ストーリー性のある動画を自動で生成できるもの。このため、専門知識がないユーザーでも動画編集が可能だ。
今回追加予定の新機能は、次の3つ。1つ目は、多変量解析による複数動画生成。テキストデータや動画・静止画などの素材を入稿すると、AIが5タイプのクリエイティブバリエーションを自動で生成する。動画広告においては、一番効果の高かったクリエイティブを選択すると、選択されたクリエイティブを基に、さらに5つのバリエーションが自動生成される。。この機能は、あらゆるパターンの動画検証を必要とする運用型動画広告などに適している。
2つ目の音声の自動テロップ化は、インタビュー動画などの音声が入ったMP4素材を入稿すると、動画に入っている音声をAIが認識し、テロップを自動で挿入する機能だ。
3つ目は、数千万点の動画・画像素材提供。ユーザーが動画作成用の素材を持っていない場合、素材の検索が可能なほか、シーンに合った素材をAIが提案してくれる機能もある。なお同社は、素材提供に際し、写真・イラストといったデジタル素材のマーケットプレイス「PIXTA」を運営するピクスタなどとAPI連携を実施。パートナー企業が展開する素材の一部を提供していく。
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