電通デジタルは、気象情報とTwitterのツイート情報を常時観測し、タイムリーな社会的ムーブメントを捉えてデジタル広告に反映できるシステム「Multi Impact Switcher(マルチインパクトスイッチャー)」の提供を開始した。
「Multi Impact Switcher」は、設定の気温を下回ったエリアへの広告出稿(気温×エリアターゲティング)や、商品に関連したキーワードがTwitter上で一定数以上に達したタイミングでの広告出稿(急上昇キーワードターゲティング)など、「今」を反映した広告配信が柔軟に設計できるシステム。
同システムは、気象情報に加えてTwitter情報を掛け合わせることができるため、Twitter上で話題化されている情報をTwitter、Facebook、Instagramといった主要SNSの広告でタイムリーかつエリアを絞って配信することが可能だ。
また同システムでは、突然の需要増大に対しても予算の範囲内で自動制御が行える。さらに、複数の社会的影響要因を常に観測し、事前に定義した条件および配信結果に変化を随時反映する。予測モデルを新たに設定・検証することで、新規ターゲットの需要発掘にもつなげることができる。
なお、同システムの全体設計・開発は、電通デジタルのクリエーティブ専門チーム・アドバンストクリエーティブセンターが担当。今後は、電通の次世代統合マーケティングプラットフォーム「STADIA(スタジア)」やAI広告コピー生成システム「Direct AICO(ダイレクト・アイコ)」、AI自動バナー広告生成ツール「ADVANCED CREATIVE MAKER」と連携し、外部データや制御データの拡充ならびにクリエーティブの自動生成を実施していく。
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