サイバー・コミュニケーションズは、SNS上の発言を収集・集計するソーシャルリスニングツール「コミュニケーション エクスプローラー」において、サービス内容を強化した。
同ツールは、SNS上に投稿されたビッグデータから、投稿者の商品やサービス、ブランドに対する気持ちを理解し、マーケティング施策に活用できる。
今回のサービス強化では、データの俯瞰や比較が可能なUIを実装。変化の大きいポイントを発見し、深堀して調査できるため、調査時間の短縮につながる。
また、分析対象メディアも強化された。Twitterに関しては、2007年からの投稿の全量データを提供。さらに、Instagramやブログ、レビューサイトといった約80のメディアが分析対象に追加されたことで、施策に応じて分析するメディアを選択できるようになった。
なお、同社は、サービス強化後のTwitterデータ分析例として「新卒、新入社員」の投稿における、2009年2月と2019年2月の分析結果を発表。投稿数は、2009年の577に対し、2019年は281,658と、約500倍に増加した。
次に、2009年と2019年の感情データを比較した感情分析を行ったところ、肯定の投稿は、2009年の22%に対し、2019年は31%と約9%上昇。一方、否定の投稿は、2009年の47%に対し、2019は39%と8%減少したことがわかった。
加えて、それぞれの感情データを3種類に細分化すると、2019年の投稿において最も多かったのは、中立に分類される「質問」であることが明らかになった。
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