電通と電通デジタルは、デジタル広告の配信実績データや成果レポートをオンライン上で統合・可視化する統合マーケティングダッシュボード「EASI Monitoring(イージー・モニタリング)」の機能を拡充し、本格提供を開始した。
本ダッシュボードは、これまで一部の広告主向けにβ版が提供されていたが、対応媒体・指標の大幅な拡充、および広告主の社内受発注システムとの連携環境が整ったため、広範な広告主向けに提供を開始する。
本格提供においては、Google広告、Yahoo!プロモーション広告、Facebook広告、Twitter広告、LINE Ads Platform、その他各種DSP等、20以上の主要な広告媒体を網羅。APIとの連携やRPAの導入により、媒体データの取得とレポートの自動化が日次で行えるようになった。これにより、デジタル広告におけるレポート業務の大幅な効率化とスピード化が実現できる。
日次更新レポートには、媒体別・クリエイティブ別の広告表示回数、クリック数、動画広告の視聴回数、利用金額、コンバージョン数といった基本指標に加え、GoogleアナリティクスやAdobe Analytics等のウェブサイト解析ツールで計測される成果指数との紐付け指標や、獲得単価を示すCPAなどが含まれる。
これら広告効果の一元管理による工数の削減により、マーケティング担当者は、予算配分の最適化や広告効果最大化のためのマーケティング戦略立案により集中することが可能になる。
加えて、「EASI Monitoring」には、ブランド毀損リスクを示すアドベリフィケーション関連指標や、電通グループ独自の広告効果を正確に評価する「True Lift Model」指標など、デジタル広告の信頼性・透明性が担保できる機能の搭載も可能だ。
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