楽天が運営するフリマアプリ「ラクマ」は、旧「ラクマ」と「フリル」が統合し、新「ラクマ」としてサービスを開始してから1年が経過したことを受け、統合前との比較を行い、変化した「ラクマ」の利用実態を公開した。
新規登録者数の男女比が逆転/男性が5割を上回る
2019年2月単月の新規登録者数の男性比率は、統合前の40.7%から9.7ポイント増加し50.4%となり、女性比率を上回る結果となった。
人気ブランドランキングにも変化
「ラクマ」で取り引きされているアイテムのブランドを調査したところ、統合前は1位が「CHANEL」、2位が「UNIQLO」、3位が「Apple」だったが、統合後は1位が「LOUIS VUITTON」、2位が「NIKE」、3位が「CHANEL」という結果に。
上位20ブランドでは、エンタメ/その他ブランドが統合前は3ブランドだったのに対し、統合後は7ブランドになり、ファッション以外のカテゴリーが大幅に増加したことがわかる。また、上位10ブランドでは、メンズブランドが統合前は2ブランドだったが、統合後は4ブランドに増加。これは、前述したように男性ユーザーの増加が要因であると考えられる。
メンズ、スマホ・家電カテゴリーのシェアが増加
統合前後のカテゴリー別取引額のシェアを比較したところ、メンズカテゴリーのシェアは統合後に5.1ポイント増加。また、スマホ・家電カテゴリーのシェアも統合後に2.4ポイント増加した。
統合前はレディースカテゴリーのシェアが3割を超えていたが、統合後は様々なカテゴリーでシェアが拡大し、偏りがなく幅広いカテゴリーで取引が行われるようになった。
平均取引回数は岐阜県が1位、平均販売単価は富山県が1位に
ラクマユーザーの取引実績を基に、都道府県別の一人当たりの平均取引回数を調査したところ、1位が岐阜県、2位が京都府、3位が和歌山県という結果に。このランキングでは、大都市近郊の都道府県が10位以内に多くランクインした。
また、販売単価では、1位が富山県、2位が東京都、3位が宮崎県に。このランキングの10位以内では、大都市に加えて地方都市が多くランクインした。
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