Adobeは、「Adobe Target」においてパーソナライズ設定を行う「Visual Experience Composer(以下、VEC)」がモバイルアプリに対応したと発表した。
これまで「Adobe Target」では、自動化および順位設定されたナビゲーションや付加価値のあるオファーなど、アプリを通してパーソナライズした体験を提供することが可能だった。これに3段階のワークフローが搭載されたモバイルVECが加わり、マーケターは、モバイルアプリのパーソナライズ設定を簡単に行えるようになった。
具体的には、IT部門が「Mobile SDK V5」を通じて開発を行うことで、マーケティング部門は、IT部門のサポートなしでパーソナライズ体験を提供可能に。コピー、テキスト、ボタン、イメージ、デザインエレメントにおいて、「Adobe Target」上でパーソナライズ設定を行うことができる。
さらに、ユーザーの位置情報や特定の場所への接近、画面情報に基づいて、オファーやメッセージングをパーソナライズできるほか、「Adobe Analytics」との統合によって顧客体験への全体的な影響力を追跡することも可能だ。
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