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究極のプレゼン資料作成術

【実践編】プレゼン資料作成のデザイン・ルール設計

誰でも綺麗なスライドが作れる「9つのルール」(2)

(2)カラーを決定する

 スライドに利用するカラーを綺麗に見せるためには、次の3つのルールを守る必要があります。

カラーに関する3つのルール
カラーに関する3つのルール

ルール4:モノトーンカラー+テーマカラーのみを使用

 色の使い方に失敗しているプレゼン資料の多くは、多くの色を使いすぎていて、デザインの統一性が無くなっているパターンです。黒・白・グレーのモノトーンカラーと、プレゼン資料ごとに設定したテーマカラーの1~2色だけを使用するようにすれば、自然と統一感のあるカラーリングに近づけることが可能です。スライドのデザインに入る前に、そのプレゼン資料に用いるメインカラーとしては1色(最大でも、アクセントカラーを含めて2色)を設定し、そこで決めた色以外は使わないようにしましょう。

ルール5:濃淡を付けたい場合は、薄いほうのカラーを使用

 テーマカラーで使える色が1色に限定されると、図解などをどう表現するのか? と思われる方もいるかと思いますが、もし情報に濃淡をつけたい場合には、テーマカラーを薄めた色を使用します。色選びの簡単な方法としては、PowerPointのスライドマスター機能を使ってカラーパレット(色を選択するときの選択肢)を設定する方法があります。PowerPoint上部のメニューリボンから〔表示〕>〔スライドマスター〕>〔配色〕から設定できるので、ここで選べる色以外は使用しないルールを守りましょう。

ルール6:アクセントカラーが占める割合は、全体面積の5%以下

 アクセントカラーは目立たせたいポイントに使用するための色ですが、これを使いすぎると逆にどこに注目すれば良いのかわからなくなってしまいます。アクセントカラーを使用する割合はスライド全体の5%以下とし、本当に目立たせたい箇所にだけ使うようにしましょう。

(3)レイアウトを決定する

 レイアウトとは、スライド内のコンテンツ配置のことを指していますが、ここで最低限守るべきルールは下記のとおりです。

レイアウトに関する3つのルール
レイアウトに関する3つのルール

ルール7:上下左右に十分な余白スペースを取る

 余白に関しては目安として、「ヘッダーもしくはサマリーの最下部」「フッターの最上部」「左右の端」からそれぞれ、0.5~1cmの余白を設けます。

 単に余白ルールを設定しただけだと、実際にコンテンツ部分にオブジェクトを配置した際に、はみ出てしまう可能性が高いので、PowerPointにある「ガイド」機能を使ってコンテンツ用のスペースが作業中も明確にわかるように設定しましょう。設定したガイド線の内側にコンテンツを収めれば、勝手に十分な余白スペースができているので、自然とすっきりとしたレイアウトのスライドが仕上がります。

ルール8:端、高さ、幅、間隔を揃える

 スライド内で図形やテキストボックスを並べる場合は、端や高さなどをきっちり揃えます。並んでいる図形がガタガタしていると、それだけでデザイン性が低く、資料を読む人にとってのノイズになってしまいます。PowerPointにある〔配置〕の機能を使ってきっちり揃えるようにしましょう。

ルール9:レイアウトに一貫性を持たせる

 1つのプレゼン資料の中でページごとにレイアウトが異なると、資料を見ている人はどこに目線をもっていけばよいのか戸惑ってしまいます。全面に画像を差し込むような特殊なスライドを除いては、タイトル・コンテンツ(サマリー)・フッターの位置、およびそれに付随するページ番号やロゴの位置はなるべく変えず、統一感を持つように心がけましょう。

余白とガイド線のイメージ
余白とガイド線のイメージ

正しいルールを守り、綺麗でわかりやすいプレゼン資料を

 忙しくてデザインの勉強をする時間がないマーケターのみなさんでも、PowerPointでプレゼン資料を作る機会は多々あると思います。高品質プレゼン資料作成サービス「KUROKO」のベースとなっている上記9つのデザイン基礎ルールを守って、あなたのプレゼン資料をわかりやすく、伝わるものにしていきましょう。次回は、画像やアイコンを活用した「魅せる」スライドのデザインについて解説していきます。

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この記事の著者

リライアンス・データ株式会社/KUROKO(リライアンス・データ/クロコ)

「戦略」×「デザイン」×「データ」の3つの要素を軸に、プレゼン領域における様々な高付加価値ソリューションの開発・提供を行う、デザイン思考型のコンサルティングファーム。一見様お断り(完全紹介制)の高品質プレゼン資料作成代行の「KUROKO PPT」やプレゼン資料作成補助ツール「PREZENTATION」などを、成長過...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2019/07/25 14:00 https://markezine.jp/article/detail/31592

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