一般社団法人助太刀組合(以下、助太刀組合)および助太刀は、建設業界に従事する一人親方を対象とした労働災害補償保険(以下、一人親方労災保険)の取り扱いを開始した。
助太刀は、建設現場と職人のマッチングアプリ「助太刀」を運営している。アプリ「助太刀」は建設業界に従事する受注者・発注者をつなぐサービスで、フィンテック事業の「助太刀Pay」を使えば、その日の工事代金を仕事が終わった時点で24時間365日受け取り申請ができ、即時受け取ることができる。さらに、その日の工事代金を即日チャージでき、利用できるVISAプリペイドカード「助太刀カード」を発行している。
助太刀が一人親方労災保険の提供に至った背景として、建設業就業者492万人のうち、技能労働者は326万人にのぼるとされ、その多くは一人親方として働いているが、厚生労働省の調査によると、一人親方労災保険の加入者数は約50万人にとどまっていることがある。建設業界に従事する一人親方による作業中の死亡事故が毎年80件も発生しているが、そのうち約45%は一人親方労災保険に加入していなかった。
そこで助太刀組合および助太刀では、一人親方が万が一の事故の際にも補償を受けられるよう、組合費500円の一人親方労災保険をスタートさせた。10月には、助太刀アプリで必要情報を入力するだけで加入できるサービスを提供予定だ。
助太刀組合および助太刀では、建設業界に従事する一人親方の労災加入率100%を実現すべく、2025年を目処に助太刀組合経由での一人親方労災保険加入者数10万人を目指すという。
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