「検索向けAdSense(AdSense for Search)」を導入すると、そのサイトで利用者が検索を行うことが可能になり、AdSenseの技術によって検索結果ページにGoogle広告が掲載される。今回のテスト運用では、Yahoo!自身の検索結果とともにGoogle AdSense広告が表示される。テストは2週間行われ、AdSense広告が配信されるのはYahoo!.comの米国サイトのみで、全検索の3%程度にしか対応しない方針。
ただし、Yahoo!側は、このテスト運用が検索向けAdSenseのプログラムにYahoo!が参加することを意味するものではなく、Googleとなんらかのビジネス上の関係が生じることもないとしている。しかし、現在、Yahoo!はMicrosoftの買収提案への対応を迫られており、Microsoftの買収に反対の姿勢を示しているGoogleとの連携が今後どのような動きに発展するかに注目が集まっている。
【関連リンク】
・Microsoft、Yahoo!に3週間の回答を要求、委任状争奪戦も辞さない構え
・Google、買収したDoubleClickで300人規模の人員削減との報道
・米Microsoft、米Yahoo!の買収拒否に反論
・米Yahoo!、米Microsoftの買収案を「過小評価」として拒否
・GoogleがYahoo!に救済提案、米司法省は反トラスト調査、ヤフーとソフトバンク株も急騰