かつてiPhoneが発売されたとき、いったい誰が現在のようなスマホが当たり前の世の中になると予測したでしょうか。未来を予測するのはそれほど難しいことですが、その萌芽は現在にあるのは間違いありません。
リテール業界ではAIやARを駆使した最先端の取り組みが数多く実施されており、マイクロストアのような新しい販売形態も注目されています。動きの早いリテールにおいて、将来何が当たり前になるかはわからずとも、その先駆けと考えられる取り組みは既に動き出しています。
そうした事例を集め、解説したのがMarkeZine Digital Firstの新刊『フューチャーリテール ~欧米の最新事例から紐解く、未来の小売体験~』です(定期誌『MarkeZine』での連載を電書化)。今回、発売を記念して、12月26日(土)まで50%オフセールを実施しています。
本書はテクノロジーやマーケティングの最前線で活動する細谷元さんと岡徳之さんによるもので、未来のリテール業界を想像するためのヒントとなる1冊です。
たとえば、動画やSNSにおいてライブコマースが盛んになり、Instagramではついにショッピングがアプリ内で完結できるようになりました。こうした状況は「ソーシャルメディアが店舗になる」ことを表しているのかもしれません。
あるいはAIを活用したチャットボットにより、「Conversational Commerce(Cコマース)」が当たり前になる予兆もあります。会話によって購買を促進しようとするこの取り組みは、ウォルマートなどが運用を開始。AIと会話することで最適な商品を選んでもらう時代もすぐそこに来ています。
こうした取り組みをすぐに自社で取り入れられなくても、テクノロジーはやがて一般化し普及していきます。そのときになって慌てて対応するのではなく、今から想像を巡らし実験を行っていくことが重要です。本書がそのための手引きとなるのではないでしょうか。
目次
1章 ソーシャルメディアが店舗になる未来
2章 ポップアップストアの進化系「マイクロストア」の可能性
3章 五感を刺激する「イマーシブ・リテール」の衝撃
4章 未来のリテール「Cコマース」
5章 リテールで進む、AI活用に迫る
6章 ARがもたらすリテールの未来
7章 リテール業界のAI普及を探る