Criteoは、小売業者のECサイト上やモバイルアプリ内でブランドの広告を表示させることができる新製品「Criteo リテールメディア」の提供を12月1日より開始した。
「Criteo リテールメディア」は、小売業者の自社ECサイトに訪問者の閲覧内容に合わせたおすすめ商品を表示させたり、検索結果や行動履歴に連動したおすすめ商品を表示させることができるCriteoの広告ソリューション。小売業者は自社ECサイトの収益化を向上することができ、ブランド企業は卸先のECサイトという購入に近いポイントでの広告配信が可能となる。また、関連性の高い商品の広告を表示することで、ユーザーには快適なオンラインショッピング体験を提供するという。
フォレスター・リサーチが、2018年にAmazonが広告により100億ドルの収益を生み出すなど、大手小売業者がメディアプラットフォームとしてのビジネス機会を創出していると報告しているように、欧米では多くの小売業者が自社のECサイト内でのメーカーやブランドからの広告収入で収益を上げているという。
「Criteo リテールメディア」は欧米ではすでにサービス提供が開始しており、日本では12月1日にスポンサードプロダクトの広告形式を導入後、2020年にその他広告形式や機能の拡充を予定している。
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