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MarkeZine Day 2025 Autumn

サブスクリプションモデル大解剖

“届ける感動”を因数分解して改善を進める/サブスク×D2Cベビーフード「ミタス」の成長戦略

 オイシックス・ラ・大地の西井敏恭氏が、サブスクリプションを採用する様々な企業のキーパーソンと対談する「サブスクリプションモデル大解剖」。今回は、Direct to Consumer(以下、D2C)ベビーフードブランド「ミタス」を展開する、MiLの杉岡侑也氏をゲストに迎える。顧客と直接つながり、商品開発や販売を行うD2Cは、サブスクリプションと相性の良いビジネスモデルだ。乳幼児を育てる世帯のウェルビーイング向上を目指すミタスの、サービス作りについてうかがった。

相場の約4倍でも支持される理由は?

西井まずは、ミタスのサービスについて教えてください。

杉岡:ミタスは、赤ちゃんが食べるベビーフードのサブスクリプションサービスです。赤ちゃんの月齢に合わせて、小児科医や管理栄養士、シェフが監修した無添加のベビーフードをお届けしています。

 2019年4月のローンチから、約10ヵ月で販売実績90,000食を突破し、LINE公式アカウントのお友達登録数は約3,500人、Instagramのフォロワーは10,800人を超えています。

 1ヵ月分を11,980円でご提供しています。980円のトライアルからお試しいただけますが、一般的なベビーフードの相場と比べて、約4倍の価格帯であるにも関わらず、初回継続率は70%とご支持をいただいています

ミタスのパッケージ
ミタスのパッケージ

西井継続率の高さが印象的ですね。杉岡さんはなぜ、ベビーフードのサブスクリプションをはじめたのでしょうか。

杉岡:ミタスが目指しているのは、食体験を通して、子どもとその保護者のウェルビーイング(※)を良くすることです。実は、ママやパパの一番の課題は、自己肯定感が低いことだと思っています。

(※)個人またはグループが、肉体的、精神的、社会的に満たされ、健やかである状態。

株式会社MiL 代表取締役 杉岡侑也氏
株式会社MiL 代表取締役 杉岡侑也氏

西井自己肯定感が低いとは、たとえば、どんなふうに?

杉岡:まず、世の中にはベビーフードに関する情報があふれており、初めて子育てをするママやパパは、どれを選んでよいかわからない状態です。そして、いざベビーフードを作ってみても、赤ちゃんが食べてくれないこともある。その結果、自信をなくしてしまったり、不安な気持ちを抱えてしまったりすることが多いのです。だからミタスは、プロダクトを通して、ストレスフリーで豊かな時間を過ごす体験を届けたいと考えています。

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この記事の著者

マチコマキ(マチコマキ)

広告営業&WEBディレクター出身のビジネスライター。専門は、BtoBプロダクトの導入事例や、広告、デジタルマーケティング。オウンドメディア編集長業務、コンテンツマーケティング支援やUXライティングなど、文章にまつわる仕事に幅広く関わる。ポートフォリオはこちらをご参考ください。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2020/02/17 08:00 https://markezine.jp/article/detail/32747

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