※本記事は、2020年1月25日刊行の定期誌『MarkeZine』49号に掲載したものです。
エステー特命宣伝部が生み出す絆(エステー)
2019年を振り返って
2019年4月、エステーは『エステー特命宣伝部』を立ち上げました。私たちはエステーをきっかけに大切な仲間たちと出会い、みんなと一緒だからこそできる何かがあると思いました。どこまでもみんなの手作りで、みんながいなければ実現できない私たちだけの場所。それがエステー特命宣伝部です。サイト内のイラストは、仲間がたくさんの愛情を込めて作った作品です。新CMのオンエア時も、企業を超えてみんなで盛り上げました。昨年7月に『消臭男士』がTwitterで日本のトレンド入りできたのは、他でもなく大切な仲間がいたからです。
2020年へ向けて
ファンベースドマーケティングという言葉がありますが、私は大切な仲間との絆作りだと思っています。これからも仲間とたくさんの「いとをかし」を共有して、みんなと一緒に、誰も見たことがない景色を見に行きたいです。エステー特命宣伝部は、エステーと大切な仲間たちで紡ぐ物語なのです。一人じゃできないことも、きっとみんなと一緒ならできる。そして、いつかこの場所がみんなの夢に寄り添える場所になれるように。できるかじゃない、やるんだ!
Adクリエイター 井出瑞樹氏
「西川貴教さんと一緒にお仕事がしたい」という夢を叶えるため、2014年エステーに入社。入社後の4年間は社内システムの開発を担当し、2018年に宣伝部へ異動しました。主な業務は大切な仲間との絆作りです。Twitterでは花子(@nishiotahanako)やトリバ(@onetwopanchi)と一緒に活動しています。その他、エステー宣伝部ドットコムの企画運営、動画制作、上司の忘れ物確認など、幅広く活動中です。
サブスクの特性を活かし、価値あるサービスを作る(オイシックス・ラ・大地)
2019年を振り返って
サブスクが注目されたおかげで、従来の広告やプロモーション中心のマーケティングの話から、カスタマーサクセスやコミュニティマーケティングなど、既存顧客との関係性を重視する話が増えてきた一年でした。弊社でも「Oisix」、「らでぃっしゅぼーや」、「大地を守る会」、グループ会社の「とくし丸」というそれぞれのブランドにおいて既存顧客との関係作りをとても注目していただけた一年だったと感じます。会社としても『クレヨンしんちゃん』とのコラボ企画がSNSなどで注目していただけたりと、広告配信による新規顧客が大幅に増えるなど、お客様との接点が大きく進化した一年でした。
2020年へ向けて
サブスクの特徴を生かして、さらに価値を感じる商品やサービスを作っていきます。ミールキットから発展した、食材とレシピの献立セット「ちゃんとOisix」はサブスクらしいサービスですし、おせちや恵方巻なども廃棄問題に対するひとつの取り組みとしてもっと力を入れていきたいと考えています。データ観点では、再度サービスのシステムから見直して、さらにマーケティングにおいてデータ活用できる状態を作っていきます。「大地を守る会」や「とくし丸」などのシニア世代に利用いただいているサービスにおいても、Oisixとは違ったサブスクでの新しいサービス提供に取り組んでいきたいです。
執行役員/CMT 西井敏恭氏
ドクターシーラボにてデジタルマーケティングの責任者を務め、独立。シンクロ代表取締役社長。国内大手からスタートアップ企業のマーケティングアドバイザーをしながら、オイシックス・ラ・大地では執行役員CMTとなり、サブスクリプションモデルのEC戦略を担当している。デジタルマーケティングのプロとして、雑誌や新聞などのメディア、講演に多数出演。
関係性を深めるタッチポイント作り(クラシコム)
2019年を振り返って
2019年は、YouTubeの存在感がさらに強まったと思います。ユーチューバー含めコンテンツも多様化していくなかで、「北欧、暮らしの道具店」でもオリジナルコンテンツを拡充させるなどYouTubeへの投資を強めた1年でした。配信するコンテンツがヒット番組化し、IPになることでパブリッシャーとしても様々なビジネスチャンスが生まれていくのではと思っています。そのために、コンテンツの量・質・事業継続性をいかに担保していくかを試行錯誤していました。広告主サイドとしてもこの「事業継続性」を担うスポンサーとしての役割がYouTubeのなかで注目されていくかもしれません。
2020年へ向けて
ブランドとお客さまとの間で、いかに新しいタッチポイントを作り、関係性を深めていけるか、という課題に対してニュートラルに考え、その手法にチャレンジしていきたいです。プラットフォームなどの外部環境変化により、今はお客さまとのタッチポイントを維持し続けることが難しくなってきていると感じます。2019年11月にアプリをリリースしたのもその背景がありますし、現在進めている「映画制作」も同じ文脈にあります。弊社として今まで作れていなかった新しいタッチポイントが作れたことで、お客さまとより深い関係性を作っていけるのではと期待しています。
事業開発グループ マネージャー 高山達哉氏
2015年9月にクラシコム入社。「北欧、暮らしの道具店」のブランド広告事業の立ち上げを行い、様々な企業とのタイアップ施策を統括。現在もメディアがもつ世界観やブランド価値を広告主にソリューションとして活用いただく取り組みに従事。