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白メガネ野崎が突撃!次世代のトップランナーに聞く新時代のキャリア形成

ヤプリ原田さんに聞く、激務代理店とスタートアップに入り込んだからこそ得たキャリアとは

原田さんがヤプリを転職先に選んだ理由とは?

野崎:ヤプリに転職されたのは2016年の12月頃ですね。当時は社員数も今に比べれば少なく、広告代理店時代同様1人で様々な業務を兼任することになったはずです。

 一般的に、前職で業務量の多い会社に勤めていた方は、ワークライフバランスを気にして福利厚生や残業時間の少なさを重視した“置きに行くキャリア”を選びがちですが、あえて攻めのスタートアップを選んだのには理由があるんでしょうか?

原田:実は最初からスタートアップを選んでいたわけではなく、元々はBtoC向け商材を取り扱う企業、たとえば大手アパレル企業の広報などの募集にも応募していました。ただ、そういった企業だと未経験で入るのは難しいところが多く、ご縁があったのが当時のヤプリでした。

野崎:スタートアップは良くも悪くも整備されていないケースが多いので、自分の職域以外の領域にも介入しやすいですし、ヤプリのように人数規模も拡大し続けている企業であれば、原田さんが転職したいと思った理由の「プロダクトを持った企業でマーケティングがしたい」「PRがしたい」が満たしやすい環境でしたね。ただ、狙って転職したわけではないんですね(笑)。

原田:それは、狙っていなかったですね(笑)。転職活動をするまでスタートアップという言葉も知らなくて、狙うことができなかったっていうのが本音です。

 創業メンバーからプロダクトの話を聞いて「ここなら成長できる」と確信を持てた上に、しかもやりたい領域にチャレンジしながら、これまでの経験も活かせる、整備されていない環境が私にとってはプラスでした。

野崎:様々な職域に越境してスキルを磨きたいという方は、「成長率が高いスタートアップ企業」も狙うことで、視野が広がるでしょう。もちろん、その分の覚悟は必要です。

自身が会社やサービスのグロースに貢献できる存在に

野崎:ヤプリでも未経験な部分が多かったと思いますが、どのようにして会社に貢献して社内のポジションを確立していったのでしょうか。

原田:最初は広告代理店時代にBtoB企業の展示会出展のお手伝いをしていた経験を活かし、イベントの企画・ディレクションを行っていました。

 数百人規模のイベントになると通常だとイベント会社などに支援をお願いするためコストが上がってしまいます。ただ私は自身でディレクションでき、前職のコネクションでコストを抑えながらイベント運営をすることもできます。そのため、イベント開催におけるコストダウンにおいては、会社に貢献できたと思います。

野崎:オフラインマーケティングの領域でしっかり貢献し、部長まで上り詰めたわけですね。ではこの先は、どういったキャリアを描いていきたいですか?

原田:マーケティングについては、属人化していたので、今後さらに高くなる目標を効率的に追っていけるチームやしくみ作りを極めていきたいです。

 そして、これまで力を入れることができなかったPRやブランディングのスキルを上げていきたいです。競合が増えてアプリ市場が盛り上がってきた今、ヤプリにとっても重要なタイミングと考えます。

 その結果もっとヤプリのビジネスを成長させることができれば、また新しいサービスのグロースに関わるような仕事をしたいと思いますね。ヤプリに入ったことでまた新しい目標ができました。

野崎:原田さんのキャリアのように、1社目から2社目への転身で業界や職種を変える方は多いです。ただ、原田さんはその中で店頭販促・マーケティングの楽しさに気づき、それに携われる広告代理店という環境に飛び込みました。

 さらに、厳しい環境でも逃げずに取り組み、マーケティングに関わる知識やスキルを急激なスピードを身に付けたエピソードは、キャリアを積み上げていく上で参考になるのではないでしょうか。

 また、成長率の高い企業に入ったことで今のご活躍につながっています。このようなキャリアを形成されたい方は、社内外関係なくキャリアを広げられる環境を狙い、チャレンジするのもありでしょう。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2020/02/12 08:00 https://markezine.jp/article/detail/32818

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