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気になるサービスを5分で理解!ネット&モバイルビジネスウォッチ

リニューアル続出!ポータルサイトに何が起きたのか?その異変に迫る


ポータル業界の本流はどうなるのか?

 さて、このようにして各社ポータルのデザインがリニューアルされ、ヘッドラインニュースが重視されるようになったわけだが、今後はどのような展開になるのだろうか。これはあくまでも私見であるが、「ポータル」というそぶりを全く見せないGoogleが今後のキーになると考えている。

あっさりとしたGoogleのトップページ

 Googleの場合は、あくまでも検索ボックスがメインとなっており、あっさりとした印象となっているが、実はその裏でiGoogleというサービスを積極的に宣伝しているのである。

iGoogle

 iGoogleは、端的に言うと「ユーザーごとにカスタマイズができる個人専用ポータルサービス」だが、個人に焦点をあてている点が今後のポータル業界の展望を表しているように思えてならない。なかには「My Yahoo!があるじゃないか」といった意見もあるかもしれないが、My Yahoo!は限られたコンテンツをCMS形式で配置するサービスであり、iGoogleとはサービスの性質が違う。

 その点、iGoogleは決まりきったコンテンツではなく、ニュース・メール情報はもちろんのこと、ガジェットと呼ばれるアプリケーション群を自由に配置できるようになっており、そのガジェットも個々人が作成したものが日々続々と追加されている。つまり、限りなく自由で、かつ個人その人だけのためのポータル構築が可能となっているのである。

 米SNS第二位であるFacebookは、アプリケーション開発用のAPIを開放したことで「個人による個人のための個人同士が繋がるサービス」の利用を促し、首位のMySpaceを猛烈な勢いで追い上げている。「『個』に焦点をあてること」が今後のポータル業界の展望を示唆しているのではないだろうか。

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この記事の著者

池永 尚史(イケナガ ヒサシ)

 

1979年生まれ。CGMブログ・メディアを展開するベンチャー企業、インターネットサービス系企業を経て独立。2010年3月より株式会社ノイズ代表取締役。

 

■ 著書
・ 稼ぐアフィリエイターはブログが違う!(技術評論社刊)
・  ドロップシッピングス...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2008/04/23 16:27 https://markezine.jp/article/detail/3340

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